第26話

にじゅうろく
11,948
2019/10/30 07:50






今日は学校がおやすみです。




















あなた
(暇だなー…)








































今日は中学の創立記念日らしくて、


生徒はおやすみなんです。

































あなた
部活もないしなー
































寝てればよかったものの、


登校日と勘違いしていつもの時間に起きた。


バカだ。全くバカです。


不意に窓の外を見ると、


こんな日に限って天気はいいし、温かい。









































あなた
もう1回寝よっかな
































外を見ながらあくびをした、








___そんな時、ふとある人に目が止まった。












































あなた
あ…あ、あれ?!












































そこに見えるのは、


この時間帯にここにいるのはおかしい人。


私はすかさず窓を開けてその人を呼び止めた。












































あなた
なーくん!!どうしたのー!!
七森 颯太(ななもり)
……?!…あなた、なんで?


























窓から身を乗り出して、手を振ってみた。


すると、驚いたみたいで、


目をぱちぱちしてた。


気だるそうに、手をポッケに入れてて


そんななーくんもかっこいいとか思った。














































あなた
なーくん忘れ物したの?
七森 颯太(ななもり)
あなたこそ…てゆーか、危ないでしょ
あなた
?何がー?
七森 颯太(ななもり)
落ちたらどうするの。早く体引っ込めて
あなた
あはは、ごめんごめん




























言われた通りにして、


頭だけひょっこり出して会話を続けた。





































七森 颯太(ななもり)
…何、俺家入りたいんだけど
あなた
あ、じゃあ私下いくから待ってて
七森 颯太(ななもり)
……
あなた
待っててねー!
七森 颯太(ななもり)
わかったよ



































窓を閉めて階段を急ぎ足で駆け下りる。


そして玄関を開けて外に出た。









































あなた
わあ…!なーくん…!



































そこにはやっぱり背の高い、


スラリとスタイルのいいなーくんがいました。

















































七森 颯太(ななもり)
なに
あなた
おはようございます…!
七森 颯太(ななもり)
おはよ
あなた
なーくん、制服だ!
七森 颯太(ななもり)
昨日も見たじゃん
あなた
昨日は体操着とジャージだった!
七森 颯太(ななもり)
よく見てるね、きもい
あなた
ええー…




































今日のなーくんは、


ドSっぷり全開です。















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