私は今更ガイドブックを開いた。
どうせなら地球のご飯たくさん食べたいし!
そう思い、近くにあったお団子屋さんに入った。(結局ガイドブックは使ってない)
私はお団子をみたらしと、あんこを1本ずつ買って外の赤い長椅子に座った。
あなた) え、うそ!何これ美味しすぎる!
美味しさのあまり、ほとんど息継ぎもなく食べてしまったあなたはお団子屋さんを出た。
あなた) 地球の食べ物ってこんなに美味しいの?!いつかマミー達も連れて行きたいな…。
こんなに美味しい食べ物を家族でシェアできたらどれだけ幸せだろうとあなたは思った。
お団子を食べた後、あなたは急激にお腹が空いてきた。
今まで1人で妹、弟を育ててきたため、自分が腹一杯食べることは少なかった。
また、久しぶりに甘いものを食べたせいか、抑え込んでいた夜兎族の胃が目覚めたように感じた。
あなた) ここは何があるのかな……?
あなたは、「北斗心軒」という看板をくぐっていった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!