???) いらっしゃい!
その声の主は女の人だった。
長めの金髪を後ろで低く束ね、何かを作っている。
なかなかの美人であった。
あなた) あのォ、ここは何が食べれるんですか?
???) ラーメンだよ。あ、そばもあるけど。
あなた) そば……?美味しいんですか?
???) 食べてみる?美味しいかどうかは人によるだろうけども。
あなた) じ、じゃあそばください!
???) はいよっ!
私はワクワクしながらカウンター席に座った。
10分後…………。
???) へい、そば一丁!
そこには灰色の麺がどんぶりに入っていた。
とにかくお腹が減ったのであなたはそばを口に運んだ。
あなた) んんー!美味しい……ヅルヅルヅルッ……味が濃すぎず薄すぎず丁度いい……ヅルヅルッ……ってか、そばつゆが美味しすぎる!
そういってあなたはそばを完食した。
あなた) 美味しかったです!次ラーメンいいですかー?
???) え………?さっきアンタそば食べたでしょ?ラーメンなんてお腹に入る……?
あなた) 全然入りますよ!ていうか、まだ足りないくらいです!(笑)
???) 本当に大丈夫なのかい?
?) 幾松殿、心配には及ばんだろう。この娘は見るからに銀時のとこのリーダーと同じ種族であろう。夜兎族は地球人の倍の食料を消費するからな。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。