隼人sied
なんであんな事したんだろ
気づいたら体が動いてた
ピンポン
先から何か言いたそうな顔をしてる
彼女は俺の顔色を見ながらしゃべってる
やっぱそう感じてたんだ
少し間が空いた
ニコニコと笑いながら彼女は答えた
正直そんなしっかりした理由で告白してくれたのは
正直嬉しかった
次は彼女が
言い終わった後
加奈耶は思い出したような顔した
少し間をあけ
顔を赤くしてこっちを見た
彼女の真っ赤な顔にキスをした
彼女はびっくりして固まってる
彼女は笑って言った
今度はこっちが照れる番だった
彼女がほっぺにキスをした
…………………………………………………
次の日
昨日の事が頭から離れない
初キスしかも
昨日で一気に距離が縮まった気がする
ここまで来るのに1年半もかかったなあ
教室入るともっとうるさかった
絶対今の顔ニコニコだ
冗談かと思ってた言葉は優希の精一杯の言葉だったんだね
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。