第1話
拡声器で叫びたい
"付き合ってる事は内緒にしよ"
1年生の10月ひそかに想いも寄せてた同じ学年の赤星隼人に告白した
人生初めての告白自分で分かるぐらい顔が熱い
ぶっきらぼうな言い方だったけどまさかのおっけいで舞い上がりそうだった
だけど
聞き間違え?今面倒っていた鋼のメンタルと言われてる自分でさえ心に突き刺さった
こうして1年半の月日が流れた
家デートしかしてない
それにキスもハグも手も繋いだ事がない
これは付き合ってると言えるのか
先生の痛いゲンコツが飛んできた
この人達の紹介しなきゃー
一緒にゲンコツくらったのが矢崎優希
常にしゃっべってる3度の飯よりバスケ
なぜW優と呼ばれてるかと言いますとね
私と優希は補習常連で2人とも優と漢字がつくからです
でもう1人が浜辺蘭サバサバしてるけど頼りになる
W優といつも一緒にいるからお世話係って言われてるの
またゲンコツが飛んできた
忘れてた赤点だったたんだよな
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昼休み
美味しく弁当を食べてたら不吉な数字で呼ばれた
急に腕を引っ張られ弁当がこぼれ落ちた
つかまれてた手を振り払い隼人の頭にゲンコツをくれえた
つくずつ自分って単純だなって思う
ガラガラ
失礼します
あいつうちうりあがった
そこにはざっと50枚程のプリントの山が
ガラガラ
失礼します
赤星だ私の彼氏なんだよなあいつ見てもかっこいい
こっちを見てあざ笑ってようにしか見えない
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5時間目
本日3回目のゲンコツが飛んできた
紙が吹っ飛ぶほどのため息をした神ちゃん
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放課後
W優が一生懸命勉強をやってるそばでさっそうと帰る準備をはじめる蘭
彼氏かいいなうちも赤星と放課後デートしたいなあ
なんて
冗談を言いながら大量のプリントとにらめっこしてると
ピッコ
LINEがなった
ま、まじー思わず叫びそうだった
赤星からめったにLINEがこないからよけいに