あれから赤ちゃんは順調に育ち
予定日まであと6日となった日.....
いつも通り広臣はあなたを軽く抱きしめて
お腹に手を当ててから家を出て行った
ボコボコッ
お腹を軽く蹴られたため
あなたはお腹をさすりながら話しかけた
そして、洗濯をして部屋の中を軽く掃除していると....
そこには広臣の作詞の書いてある紙があった
あなたは少しお腹が痛い気もしたが出かける準備をして
広臣の事務所へと向かった
30分くらいで事務所の下に着き
広臣に連絡を入れる
ー LINEにて ー
LINEに既読もつかず、下で待っていると
時々、お腹にちくちくとした痛みが走った
そう言われ、パフォーマーの部屋に連れてこられる
ガチャッ
あなたは突然のお腹の痛みが走り
その場に座り込んだのだった
あなたはソファーの上で横になる
ガチャッ
広臣は慌てて部屋に入ってきて
あなたのもとへと駆け寄った
広臣に紙を渡し、再び襲うお腹の痛みに耐え
陣痛が始まったことを広臣に伝えた
そしてその後、あなたが病院に連絡すると
入院グッズを持って病院にくるよう言われたため
1度家に寄り荷物をもって広臣と病院へ向かった
着くと先生の診察が行われ....
それから陣痛は徐々に強くなっていき
広臣はそんなあなたの腰をさすったりした
あなたは分娩室に移動し
広臣はその横であなたの手を握った
数時間後......
オギャーッ、オギャーッ.......
あなたは終わったという安心と
やっと赤ちゃんに会えた嬉しさで涙が溢れた
広臣の目にも涙で潤んでいて
あなたの頭を片手でポンポンとしながら
もう片方の手であなたの手を握った
そして、あなたのその後の処置も行われ
赤ちゃんは検査等があるため1度別れて
広臣とあなたは病室へと戻ったのだった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。