あなた side
あれから少し時が経ってあなたは安定期中頃に入り
広臣と旅行にきていた
旅行といっても飛行機には乗れないから
車で行ってもそんなに負担のかからない国内旅行だけどね.....
それに国内だと周りの目とかもあるから
お部屋に温泉のついた宿でまったりすることになっている
多少の観光は行くけどね!
でも広臣と1日中一緒にいられる日は少ないから
どっかに行かなくてもそれだけでも私は嬉しい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そうこうしてるうちに泊まる宿に着き
荷物を下ろし、部屋に入る
部屋から見えたのは緑が生い茂り川の流れている森だった
その後、2人は少しだけ宿の周りを散策しに行き
夕方頃にご飯が部屋へと運ばれてくるため戻った
あなたの返事はいつもよりちょっと暗かった
広臣はそういうと着替えなどを持ち
温泉へと向かう
広臣とあなたは外にある温泉に
隣同士で一緒に入った
あなたが素直にならないため
広臣はあなたを自分の足の間に座らせ
後ろから腰あたりに手を回した
広臣はあなたを自分の方を向けさせキスをした
その後、すぐ部屋にご飯が届き
その量の多さに2人は驚いたのだった
そしてご飯を食べ終え、しばらくゆっくりし
ベッドに入った
広臣はあなたを引き寄せ
自分の腕にあなたの頭を乗せ抱きしめた
スーッ、スーッ
広臣はその後すぐ寝てしまったようで
規則正しく寝息が聞こえた
あなたはそうばそっと呟き
寝ている広臣の頬に手を当て
そっとキスをして眠りについたのだった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!