第12話

新しい生活*
2,553
2019/10/07 05:03
みんなが帰ってから広臣と2人きりになった
登坂広臣
登坂広臣
改めてよろしくな!自分家だと思って
使ってもらっていいからな
あなた
あなた
は、はい!
あなた
あなた
あの登坂さん....
登坂広臣
登坂広臣
ん?
てか、その登坂さんってのやめね?
登坂広臣
登坂広臣
臣。
ほら、言ってみ?
あなた
あなた
.......お、臣....さん...///
登坂広臣
登坂広臣
さんいらない
登坂広臣
登坂広臣
はい、もっかい
あなた
あなた
.......臣っ////
登坂広臣
登坂広臣
よく言えました
広臣は満足そうにあなたの頭をポンポンとする
登坂広臣
登坂広臣
あ、あと敬語もなし
わかった?
あなた
あなた
わか......ぅ、うん///
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広臣 side


やべ、可愛いすぎだろ...
名前呼べって言っただけで
顔赤くして必死すぎ.....


もうこの気持ちが我慢できなくなるのも
時間の問題だな

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ゆり side

あれから広臣にお風呂に入ってこいと言われ
私は今、お風呂に入って考え事をする。



私が名前を呼んだ時、広臣の顔が少し赤くなったのを
私は見てしまった

それに最近...

このままずっと広臣と一緒にいたい
もっと広臣のことを知りたいと思ってしまう。
広臣の行動にいちいちドキッとする。



私....
きっと広臣のことが好きなんだ

でも広臣と私はどんなに頑張っても
住む世界の違う人で手の届く人じゃない

だけど......

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考えごとをしていたせいでちょっとのぼせてしまった
お風呂から出ると広臣が心配そうにこっちへ来た。

登坂広臣
登坂広臣
大丈夫か?
あなた
あなた
考え事してたら
ちょっとのぼせちゃったみたい
あなたはしまったと思った
考えごとしてたなんて言ったら......
............あれっ??
登坂広臣
登坂広臣
......髪乾かしてやる
そういうと広臣は私を前に座らせ
後ろからドライヤーをかけ髪を乾かしてくれている
あなた
あなた
.........///
登坂広臣
登坂広臣
あなたちゃんの髪サラサラしてて綺麗だな
あなた
あなた
そんなことないよ...
登坂広臣
登坂広臣
俺の使った?
あなた
あなた
うん....
勝手に使ってごめんなさい
あなた
あなた
持ってくるの忘れちゃって
登坂広臣
登坂広臣
謝るな
登坂広臣
登坂広臣
ってか持ってこなくていーよ
あなた
あなた
??
登坂広臣
登坂広臣
俺があなたちゃんと同じ匂いがいいから
あなた
あなた
.........っ!!
話をしている間に髪は乾いていたようで
広臣はドライヤーを置きに行き、隣に座る
登坂広臣
登坂広臣
で、考え事ってなんだ?
あなた
あなた
え.....
やっぱりそうですよね.....
聞かれなかったからいっかと思ったのに
登坂広臣
登坂広臣
俺に隠し事とかするな
あなた
あなた
えっと、その......
あなた
あなた
し、進路のこと....
周りはみんな決まってるのに
私はまだ何にも決まってないから
登坂広臣
登坂広臣
ふーん
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あなた side

広臣のこと考えてたなんて言えるわけない
言ったって広臣を困らせちゃうだけ.....


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広臣 side

あなたは進路のことって言ったけど
反応からしてなんだか違う気がする
ま、進路で悩んでるってのも
事実ではあると思うんだけどな

俺のことなんとも思ってないのかなあなたは...


登坂広臣
登坂広臣
さ、寝るか
あなた
あなた
うん
今から嫌でも俺のこと考えさせてやる....

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