~あなた~
それから、私達は昼食を挟みながらたくさんの乗り物に乗り、
バレることなく楽しんだ。
近くのベンチに座る。
ちょっと気まずい・・・
亜嵐くんとの沈黙は初めてかもしれない。
何か話題を作ろうとしたその時、
え、なになになに!?
どゆこと!?
あ、ああ亜嵐くんが、、
わ、わわ私を、、
す、すすす好き、!?
嘘コク・・・?
罰ゲーム・・・?
うわあぁぁ!!
なんで考えてたことがわかるの!?
え、てか本気、?
ヤバイヤバイ、ダレカタスケテ~
つ、つつつつつ付き合う!?!?!?
私、、と、、あ、亜嵐くん、、・・・
いやダメダメダメダメダメダメダメ!
え、待って私亜嵐くんのこと振るの、?
無理無理無理
ていうか、私って亜嵐くんのこと好き、?
私は・・・好き、?
もし付き合ったとして、亜嵐くんに釣り合う女になれるの、?
てか、事務所内恋愛禁止!!
無理だってぇ、、
は、早く返事しないと、!
でも、なんて、?
ごめんなさい、?
それとも付き合う、?
いや、だから恋愛禁止な訳で、
あぁ、もう、どうしよう・・・
これが私にできる1番の答えだった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!