~あなた~
ガチャ🚪
楽屋に戻るなり話しかけてきた隼くん。
まぁそうなるよね、(笑)
私だって、内緒、とか言われたら気になっちゃうし。
亜嵐くんに話を合わせ、とりあえず落ち着かせる。
元通り、、だよね、、
普通に声掛けても、
帰り送って貰ってもいいんでしょ?
あの告白は置いといて、普通に、仲良く。
それが一番落ち着くな。
私も一安心。
玲於くんがムスッとしてるのはなんで、?
私、またなんかしちゃった、?
もうわかんないよ、
それからも仕事をこなし、夜10時に解散となった。
裕太くんの言葉に、ちょっとだけ悔しくなった。
裕太くんがすぐ気づいてくれた。
でも、裕太くんの言っていることも当たってる。
頭の中ではまだまだ元気なんだけど、
やっぱり体は疲れてる。
さすがにこの時間は怖かったから、お言葉に甘えてお願いする。
この前のこともあったしね・・・
みんなと別れて、玲於くんと2人で歩きだす。
楽屋での玲於くんの怒ったような顔が気になるけど、
それは一旦忘れよう。
玲於くんと2人だと、自然に沈黙になって、色んな事を考えちゃう。
声掛けられると思ってなくて、思わず大きな声を出してしまった。
まさか亜嵐くんのこと聞かれると思わなかった、
なんて答えればいいんだろう・・・
隠そうと嘘をついた。
私、おかしかったかな・・・
嘘ってバレちゃったかな・・・
良かった、大丈夫だった、、
そのあとも、沈黙が続いては、少し話して、
そのまま家に着いた。
玲於くんとも別れ、家に入った。
なんだか疲れちゃったな・・・
でも、亜嵐くんと話せて良かった。
明日愛梨達にお礼言わなきゃ。
疲れていたため、布団に入るとすぐに眠りに落ちた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!