~亜嵐~
どうも仕事に集中できない。
あなたちゃんに呼ばれた
〝亜嵐くん〟
が頭から離れないんだ。
あれを他の人に見せたくない
そう思ったら
言葉に出ちゃった
玲於達に見せつけたい。
きっと玲於もあなたちゃんのことが好きだから。
気づいてないだろうけどね
~あなた~
やっぱり寂しいよ、
1人にしないで、、
ずっと周りに誰かがいてくれたから
気づいかなかったけど
実は
寂しがり屋なのかもしれない。
良かった・・・
みんなが来てくれて。
これだけで安心する、
なんか佐野さん静かだよね、
大丈夫かな、?
え
絶対元気ないよね
機嫌悪い?
なんで?
上手く佐野さんに話しかけよう。
でも、、
なんか話しかけられる雰囲気じゃない、
誰か別の人に話してから上手く佐野さんに持っていけばいいのか!
う~ん、、
話しかけやすいのは・・・
やばい、!
やっぱり慣れないよ・・・
待って!
肝心な話の内容考えてない!
どうしよう、
あ!
ん?
ちょっと待て?
これって、
私、亜嵐くんの事かっこいいって言ってることになるよね
亜嵐くんって呼んだんだし
上手くごまかせた~、
よし、目的を果たそう。
これで佐野さんが反応してくれるはず!
え~~!!
素っ気なくない??
ちょっとショック・・・
もっとアタックだー!
え、なんで?
私、嫌われるような事した?
とりあえず、楽屋の空気どうにかしよう、
明るい人・・・
パタン🚪
どこだろう・・・
ついて行けばいっか。
続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。