~あなた~
照明が消えて暗くなった瞬間を狙って
ステージへと向かう。
なぜか私がセンターで
ど真ん中に立ち深呼吸をする。
あっという間に曲が流れ始め
客席を意識しながら笑顔で踊る
そろそろサビだ。
そして5人で立ち位置を変える所
私は大きく前に動く。
!!
由香ちゃんが足を出してきた。
やばい
引っかかって転んじゃう!
危機一髪
私はバク転をしてしっかり着地した。
みんな驚いていて
お客さんは拍手までしてくれた。
そのまま進んでいき、あっという間に終わってしまった。
楽しかったな
この時はまだ知らなかった。
このパフォーマンスで最後になることを。
~玲於~
Mステで座る席はもう決めてあって
俺が端っこ
何でかわかんないけど声が出てた。
俺が端!
って。
だからあなたちゃんが隣にくる感じになって
めっちゃ嬉しかった。
だけど、由香ちゃんが間に入ってきて
挙句の果てに「どけ」とか言ってて
ふざけんなって思った。
そのあとも、ずっと由香ちゃんはこっちによってくるから
俺は隣にいた亜嵐くんの方によって
あなたちゃんの隣になれなかった分
パフォーマンス中にあなたちゃんに向けて笑ったんだけど
由香ちゃん達が勘違いして
余計にあなたちゃん落ち込んで
なんかもう最悪だった。
だからHappyMonsterのパフォーマンスを見て元気出そうと思ったんだけど
由香ちゃんが足出してあなたちゃん引っ掛けようとしてた。
あなたちゃんはかっこよくバク転できめた。
その時の由香ちゃんの顔は凄かったw
ほんとに、なんであなたちゃんだけこんな目にあわなきゃいけないんだろう
まぁこの後HIROさんがどうにかしてくれると思うけどさ
このことも伝えなきゃなー
俺ってチクリ魔?
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皆さん!ここまで読んでいただきありがとうございます!!
なんと、、
ハートが増えていましたー!!
お気に入りも増えていましたー!
ほんとにありがとうございます<(_ _*)>
これからも更新頑張るのでよろしくお願いいたします。
文だけですいません!
By作者
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。