~あなた~
バタッ
ん?
今何が起きてるの?
整理すると、
バックハグ状態で、私が後ろを向いたら
佐野さんが倒れて来て私が支えてるんだ
え、待って
佐野さん大丈夫!?
あー!
やっぱり!
めっちゃ熱いんですけど!
無理してたのかな
大丈夫かな
どうしよう!
ダメだ、
大丈夫って言いながらもう目閉じてるし
これはどうすればいいんだ、
連絡って言っても、GENEの皆さんの連絡先知らない、
う~~ん、
もう家連れてくしかないよね、!
早くしないと佐野さんが大変だし、
よし、行こう!
ですよね、
幸い、もう家が近かった
ギリギリ行けるかな
こう見えて結構力あるんですよ!
なんて思いながら家到着。
あ、言うの忘れてたけど、一人暮らし始めました!
今更悩んでもしょうがないよね、
佐野さんには申し訳ないけど、今夜はうちに止まってもらおう、
|*´ー`*)ノ|Ю ガチャ
シーン
よし、私のベッドじゃ嫌かな、
でも私布団持ってない!
佐野さん、我慢してください、
佐野さんを見るともうぐっすり寝てて
写真を取りたくなるくらい。
私は軽くシャワーを浴びてすぐ寝よう。
ソファーでいっか。
あ!
そういえば明日学校だ!
北人達に会えるのは嬉しいけどなんか疲れちゃったな
杏奈に癒してもらおう、
さ、お風呂~
全部終わらせて寝る所なんだけど
やっぱりソファーは寝ずらい。
ベッドのありがたみを知った、w
気がつくと朝。
あ!学校だ!
準備しなきゃー!
カバンを取りに部屋に行くと佐野さんの姿。
え!
なんで!
ってなったけど思い出した。
起こすのも悪いと思ったけど
仕事があるかもしれないし起こそう
でも
起きた時びっくりするよね、
それに私は学校行かなきゃだけど佐野さんは事務所。
色々問題がありすぎる!
GENEの誰かに来て欲しい、
とりあえず起こそう。
あ!馬鹿だ私!
熱あるのに、こんなに叫んじゃダメじゃん!
そうなりますよね~
あー思い出しちゃった
忘れようとしてたのに
だんだん声が小さくなるのが自分でもわかる。
いや、ほんとに間に合わない!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!