~玲於~
ピピピピ⏰
朝か・・・
起きよ、
スマホの目覚まし時計を止めて、体を起こす。
結局あなたちゃんに謝るの忘れた、
言いづらい・・・
てか、なんて言う?
あなたちゃんと亜嵐くんのことが心配で涼太くんに相談した?
いやいや、言えるわけないじゃん
あー、どうしよ、
||☆\“(・_・。)コンコン
誰だよ、朝早くに、
|*´ー`*)ノ|Ю ガチャ
まじかよ・・・
2人で?
てか俺起きたばっかだし、、
はぁ・・・めんどくせぇ
そう思う俺の顔は笑顔だった。
そんなこと言うけど
実際照れ隠しみたいなもん
ずっと一緒だったからこそ、感謝もしてるし
こうやって一緒に活動してるのも嬉しい。
もしかして心配して来てくれたの?
今日は男湯と女湯が交代されていて
昨日と少しだけ違う。
お互いタオルを巻いて入る。
湯船に浸かると隼が話しかけてきた。
あ、そういえば今日自由って言ってたな、
そのあとも少しだけ話し、
とりあえず上がることにした。
浴場を出ると
気持ちよかった~ってにっこり笑うあなたちゃんは
まだ少しだけ髪が濡れていて
ほんのりシャンプーの匂いがした。
は!?
俺の部屋に?
あなたちゃんを?
無理無理!!
緊張で死にそう・・・
なぜか真反対の言葉が出てきた。
俺の口はどうなってるんだよ・・・
でも昨日、友達の部屋に遊びに行くって楽しそうって言ってたじゃん
これってもっと誘ってあげた方がいいパターンだよね・・・
てゆーか、来て欲しい。
よっしゃ、
隼、ありがとう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。