第42話

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1,599
2020/04/12 13:47
無一郎side
無一郎
無一郎
はぁー…
この頃あなたが構ってくれない

毎日退屈で仕方ない
あなた

はっ…はぁ…!

昼も夜も

刀を振り続けるあなた

頑張り屋さんなのは知ってるけど

少しは休んだ方が…
あなた

999…1000!

無一郎
無一郎
お疲れ様
これで汗ふいて
あなた

あ、ありがとう

そう言って近づいてきたあなたは

いつもより凛々しく見えて

思わずドキッとした
無一郎
無一郎
最近、熱が入ってるね
あなた

まだまだだよ

一息ついて

また刀をとるその手は

以前に比べて傷が増えていた
無一郎
無一郎
剣士の勲章…か
真剣な彼女の姿に

また惚れてしまう

どれだけ虜にすれば満足するのだろうか
無一郎
無一郎
あなた
あなた

ん?
あれ…無一郎それって…

無一郎
無一郎
僕が稽古つけてあげる
あなた

本当?!
ありがとう!

今までのあなたでも十分なのに

君は僕の理想を越えていく

ますます綺麗に強くなっていく
無一郎
無一郎
さぁ…行くよ
そんな姿を見たら

力になってあげたいと思うよ

それに2人で稽古も悪くない

だって…
あなた

わっ…よっ!

こんなに一生懸命で楽しそうな君の顔が

間近で見れるのだから

これは恋人である僕だけの特権
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