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第1話

夢を見ていた
1,244
2019/09/05 07:54
夢を、見てた。
長くて短い、楽しい夢。
夢はいつか終わる。
終わらないで欲しかった。
…人生最初で最後の。
楽しい、夢。







ちょっとあなた〜?さっさと起きてきなさい。
今日から学校なんでしょ?
あなた
…ん…?あ…朝か…って…!もうこんな時間じゃん!早く学校行かんと!
まったく…朝ごはんは?
あなた
いらない!行ってきます!
早…
ああああもう。

なんでこんな日に限って寝坊するかな〜…

我、ついてなさすぎ。
あなた
うわっ!すいません!
シルク
あ、大丈夫です。
全力で走ってたら人にぶつかった〜!!!!

さらについてないって…神さま?どうした?
あなた
すいませんでした!
ぶつかった相手は、他2人と一緒だった。

見た感じ、自分と同じ学校の制服だった。
シルク
あれ?君も、もしかして〇〇高校?
あなた
え?あ、そうですけど。
シルク
じゃあさ、俺らと一緒に行こ?
あなた
え、ありがとうございます!私もまだ道が曖昧で…
シルク
君、なんて名前なの?
あなた
あ、佐川あなたっていいます!よろしくお願いします!
シルク
おう、俺はシルクって言う!シルクでいいよ。
で、こっちのガリが、マサイって言って、
こっちのデブは、ンダホ!
あなた
ご親切にありがとうございます…よろしくお願いします!
シルク
もしかしてあなたちゃん1年生?俺らも1年だからタメ口でいいよ。
あなた
あ、はい!…っじゃなくて…うん!
シルク
(可愛い…)
あれ…今、シルク君笑った?

…気のせいか!
…出会ってから1日もたってないんだよ?

裏切られるなんて、思ってもいなかったね。

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