今日の放課後、シルク達と一緒に遊んだ。
今日はメンバーが全員揃ったので、シルクはずっと嬉しそうだった。
私ももうすっかり馴染んで、女子1人だけっていうのも、慣れてきた。(みんなはいつも私を男だと思ってるらしい…私だって女の子だもん!)
そう言って、私はすぐベットに入った。
今日はたくさん遊んだからかな、すぐに眠りについた。
そして、夢を見た。
物凄く久しぶりに見た夢だった。
ごめんね…ごめんね…って…ずっと唱えてた。
心の中で。
時計を見ると、時間は5時45分。まだ起きるには早かったかな…まぁいいや。と、起き上がった。
枕には、水が溢れたような跡が残ってた。
ハッとなって自分の顔を鏡で見ると、目は赤く充血し、頰には涙が祟った跡があった。
その時はまだ思ってた。
夢は夢で終わるって。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。