第2話

嬉しいことの後には、悲しいことがある。
1,064
2019/09/05 09:03
今日の放課後、シルク達と一緒に遊んだ。

今日はメンバーが全員揃ったので、シルクはずっと嬉しそうだった。

私ももうすっかり馴染んで、女子1人だけっていうのも、慣れてきた。(みんなはいつも私を男だと思ってるらしい…私だって女の子だもん!)
あなた〜?そろそろ寝なさいよ〜?
あなた
は〜い。今から寝るよ〜。
明日も学校なんでしょ?早く寝なさいよ。布団の中でスマホいじってたらダメよ?
あなた
わかってるって。おやすみ。
そう言って、私はすぐベットに入った。

今日はたくさん遊んだからかな、すぐに眠りについた。
そして、夢を見た。

物凄く久しぶりに見た夢だった。
シルク
てかさ、お前いつまで俺らといるつもりなの?w
マサイ
それなwマジでお前鬱陶しいんだよw
ンダホ
いつもすぐ調子乗るしw
モトキ
俺らの邪魔すんなってのw
あなた
…え…?
ぺけたん
なんかいつも暗いしw
ダーマ
隠キャは黙ってろってのw
ザカオ
俺らに話しかけてくんなよw
あなた
…ごめん…
シルク
あーもう。その声が嫌なんだって。
もう話しかけてくんなよ。
あなた
ごめんね…ごめんね…って…ずっと唱えてた。

心の中で。
あなた
…う…ん…?…ゆ…夢…?
あなた
よ…よかった…
時計を見ると、時間は5時45分。まだ起きるには早かったかな…まぁいいや。と、起き上がった。
あなた
…ん?なにこれ?
枕には、水が溢れたような跡が残ってた。
ハッとなって自分の顔を鏡で見ると、目は赤く充血し、頰には涙が祟った跡があった。
あなた
…私…夢で泣いたんだ…
…弱虫…
その時はまだ思ってた。

夢は夢で終わるって。

プリ小説オーディオドラマ