ん…朝だ…
てか、昨日何したっけ?
確か、シルク達と一緒に遊んで…帰って…なんか気がついたらここにいた。遊び疲れたのかな?
まぁいいや。今日も学校だし。
お母さんはもう仕事行ってきたらしいから、朝ごはん食べて行こ。
〜普通に登校して学校に着きました〜
私はいつも通りに、シルクに話しかけた。
え…なんで無視してくるの…?
昨日までは一緒に笑ってたじゃんか…
次にマサイとモトキとダホちゃんが歩いているのを見かけて、3人にも話しかけようとした。
あれ…なんでみんな無視するの…
私は…私はここにいるよ…?
なんだろうと思いつつも、自分の席に座る。
数分した後に、いつもとは違う先生がやってきた。
あ、先生風邪なのか…
っ…!なに…これ!?急に…頭が…
そのまま先生の話は聞かずに、私は倒れてしまった。
目がさめると、そこはさっきと同じ場所だった。
普通生徒が倒れたら保健室に運ぶでしょ…
まぁいいや。寝てると思ってたんだろう。
しかも周りに誰も人いないし!なんか机に花置かれてるし!時計を見ると下校時間になってるし!
もうなんなの!?
家に帰ると、誰もいなかった。
お母さんもいないし、お父さんも、妹もいない。
もういいや…さっさと晩御飯食べてお風呂入って寝よう…
その日は、なにがなんだかわからなかったけど、1日を過ごした。
…明日は休もうかな…
なによりも、シルク達に無視されたのが一番辛かった。
…いいや。おやすみ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!