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第6話

4日目 森へ
一人の男が口を開いた

お前…何故そこにいる…?

え?か、帰ってきたんだよ!変な森に連れ込まれてすごく怖かったの!

お前は…此処にいるべき者ではない

ど、どういうこと?

すると、ニヤリと笑ったタクシーの運転手さんが来た

乗れ

え?

早く乗れ

なんで?せっかく戻って来たのに!

お前は森に行くべきなんだよ

いやだ!あそこには戻りたくない!いや!離して!やめて!!

強引にタクシーに乗せようとしていた

沢山の人たちの向こうに見覚えのある顔を見つけた

お母さん!お父さん!助けて!!

そこにいたのはただ笑っているお母さんとお父さんの姿だった

微かに聞こえた言葉は「バイバイ」

それは確かにお母さんの声だった

わけが分からなかった

タクシーに乗せられドアを閉められた

開けようとしてもドアは開かず、自分では開けられないドアになっていた

薄暗くなってきたころ、運転手さんはあるスイッチを押していた

スイッチには仕切り?のような絵が乗ってあった

その時は私には意味を理解することが出来なかった

私は森に辿り着くまでにずっと泣いていた

永遠に抜け出せないのか死ぬまで出られないのか近所の人たちはどうしてあんな風に……
森に着くと運転手さんは私の方を向き、「降りてください」そう言った

「可哀想ですが、少しの間だけ我慢してください」

へ?運転手さんは私の味方なのですか?

「まぁ、そんなとこかな」

そう言ってものすごい笑いをこらえていた

こいつもグルかな

誰も信じてはいけない

そんな言葉を頭にたたきこんだ

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毬藻
毬藻
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