あなたside
授業でグループでの話し合いになった…。
今日は色々あって早退する予定になっている。
今の席は、特別仲のいい友達は近くにいない。
まぁ、その方が授業に集中できるけど…。
先生じゃあ話し合えー。
話し合いが始まったけどもう帰らないといけない時間だ。
『先生。もう時間なので帰ります。』
あぁ。もうそんな時間か。気をつけて帰れよ。
『はい。ありがとうございます。』
(えっ!?あなた帰るの??)
『うん…。ちょっと用事あって…。』
(そっかぁー。バイバイ!!気をつけてね!)
『うん!ありがと。じゃあね。』
私は小走りをして教室を後にした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。