今日のバスはジュンと一緒に座ることになった
奥から順に座れ~という先生の声に皆がネーと返事をする
なんとなくこの理由はわかっている
このムンジュニ、思考回路が摩訶不思議だけど何故かこの時はわかった
多分
マイクと先生が近いから
ムンジュニはこんな人だ()
バスに乗ってわかったこと
それは
このバスにカラオケ用マイクがないこと
それは普通にカラオケ行けよ
そんなに落ち込むことかな?笑
なんか可愛いな笑
ジュンの機嫌をとろうと私は先生を餌にした()
すかさずスマホを取り出したジュン
よかった、これでジュンが機嫌取り直してくれた
ジュンにはずっと笑顔でいてほしいもん
そう思った瞬間だった、、。
カシャカシャカシャカシャカシャカシャッ
バカ~!!!!
なんでシャッター音つけたままにしてんの!?
バカなの!?
でなんで連写なの!?
今のうちに電源切っとけって、電源を切って鞄に投げ入れるジュン
しらね()
先生も別に今没収しようなんて思ってないみたいで見逃してくれるかも
それは良かったね
先生が落ち着いた頃、
心配だなー
お昼
予定通りサービスエリアで私とジュンは降りた
ジュンはお店の裏のベンチに呼んだ
そこは丁度視覚的に隠れられる場所
サービスエリアでかくれんぼでもしてたのかな?
こんな場所見つからないでしょ
そう言って私の頭に顔を乗せる
チュッ
後で確認した写真には、
私の髪にキスしてるジュンが写っていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。