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第3話

エピソード21「本当は!」
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2020/11/03 09:51
エピソード21「本当は!」
あらすじ
あなたのキラメイチェンジャーはなんでも、人の心を読めるらしい。為朝がずっとあなたに聞きたいことを聞いてみると、本当のことは言わない。為朝があなたのキラメイチェンジャーを奪うが…。

為朝「おい、お前さっきから何やってんだ?」
あなた「人の心を読んでいる。」
為朝「誰の?」
あなた「為朝。」
為朝「うぉい!俺かよ!」
小夜「人の心を読めるなんてエモいわね!」
瀬奈「えー!すごいー!」
宝路「おれも読んでくれ!」
充瑠「何この状況。」
時雨「知らないな。」
為朝「てか、どれで読んでんだ?」
あなた「キラメイチェンジャー。」
一同「はあ?!」
あなた「読めるんだよ。」
為朝「…。(キラメイチェンジャーを無言で取る。)」
あなた「ちょっと返して!」
為朝「質問だ。なんでお前は友達がいないんだ?」
弥那美「そんなの…決まってんじゃん。一生友達は欲しくない。」
為朝「キラメイチェンジャーにはこう書いてあんぞ。自分が情けない。苦しい怖い。裏切るかも。」
弥那美「…。」
為朝「お前表裏あんだろ。」
弥那美「うん…。」
為朝「言ってみろ。」
あなた「うん。実は…みんな心配してるときに私ずっと苦しいんだ。」
為朝「苦しいって言えばいいのに。一匹狼のふりしてるな。」
あなた「うん…。」
無鈴「d56に邪面師発生!キラメイジャー出動せよ!」
一同「了解!」

邪面師「みんな子供にしてやる!」
為朝「なんだこれ…?」
充瑠「知らない…。でも今は邪面師を倒そう!」
一同「キラメイチェンジ!」
宝路「俺が邪面師を抑える。お前らはみんなを助けろ!」
時雨「俺も抑える!」
瀬奈「私も!」
宝路「わかった!」
為朝「俺らは助けるぞ!」
一同「うん!」

充瑠「助けたけど…宝路達は?」
小夜「とっても嫌な予感がする…。」
宝路「あ!お姉ちゃんたちだれ?時雨と瀬奈!このお兄ちゃんとお姉ちゃん達が助けてくれるって!」
時雨「だれ?」
瀬奈「いいじゃん別に!お姉ちゃん達助けて!」
あなた「やっぱりこれか…。」
為朝「どうする?」
小夜「とりあえず連れて帰ろうか。」

あなた「ただいま。」
無鈴「やっぱりか。」
宝路「?」
あなた「てか、為朝私の心読むのやめて。」
為朝「いいだろ。別に。」
弥那美「もういいよ。(外へ行く)」
充瑠「弥那美もそろそろ限界なのかな?」
宝路「あっ!お姉ちゃん待ってー!」
小夜「あ!宝路くん!」
時雨「お姉ちゃん…宝路くんは大丈夫なの?」
小夜「大丈夫だよ。」
瀬奈「ねーねー!赤いお兄ちゃん遊ぼ!」
充瑠「じゃあ、お絵かきしよっか。」
瀬奈「うん!」

あなた「もうなによ…。」
幻覚の為朝「お前が嫌いだ。さっさと苦しめ。裏切られろ。悶えろ!」
弥那美「…。」
宝路「ねーねー!あなたお姉ちゃん!」
あなた「何?」
宝路「怪我しちゃったの。」
弥那美「見せてご覧。」
宝路「うん。(見せる)」
あなた「この怪我ならなんと…っ…(あたまを抑える)」
宝路「どうしたの?あなたお姉ちゃん。」
あなた「何ともない。」
宝路「じゃあ遊んでくるね!」
あなた「気をつけてね!」
宝路「はーい!」
為朝「おいお前、苦しいんじゃないか?」
あなた「…黙ってろ!(暴走し始める)」
為朝「やめろ!(あなたを抑える)」
あなた「裏切るな…裏切るな…裏切るな!」
為朝「あなた誰もお前を裏切らない!そうだ!あなたのキラメイチェンジャーで…。過去を見ようか…。」
あなた「向こういけ!」
為朝「過去チェンジセット!おら!(タイヤを回す)」
あなた「っ…。」

これはわたしが牢屋に閉じ込められていた話だ。
名もない私は警察に虐められていたのだ。
あなた「やめろ…。」
警察A「やめろと言ってやめるもんか!」
警察B「こいつゴミだからほっとけw」
警察A「そうだなw」
???「その子に手を出すな…。」
警察AB「あ、ごめんなさーいw」
???「お前大丈夫か?」
あなた「うん。夢華ありがとう。」
夢華「あいつら何もんだ?」

そしてある日。
警察がひどいいじめをしているとき。
警察A「こいつ、ビルから自殺させるか。」
警察B「そうだな。ただのゴミだもんなw」
警察A「おら!出ろ!」
あなた「…。(一瞬で牢屋を燃やす)」
警察A「にげろ!」
あなた「遅い…。(あなたじゃない声)」
夢華「大丈夫か?あなた?」
あなた「あれ…?牢屋が燃えてる。」

そしてまたそのある日。
夢華を襲ってしまった。
あなた「うーん。何だったんだろう?」
夢華「さあ?」
あなた「っ…。」
夢華「大丈夫か?」
あなた「黙っとけ。(夢華を襲う)」
夢華「お前やめろ!(抵抗し、あなたの目をひっかく)」
あなた「…!私は何を…。」
夢華「お前の身に何があった?」
あなた「急に真っ黒になって何か精神攻撃のようなものをやってきた…。」
???「夢華くん。」
夢華「誰?」
オラディン王「私だ。オラディン王だ。」
夢華「オラディン王様…?」
オラディン王「その子は我が預かる。」
夢華「わかりました。」
あなた「ん?え?!」
この日から養子になった。
あの日までは…。
神「あなた!最近態度が悪いぞ!」
あなた「ならば、天使辞めます。んで、ずっと女といちゃいちゃしてるので。」
神「嫉妬か!今日からお前堕天使だ!」
あなた「堕天使になった代償は…?」
神「堕天使だから、これからは悪意のある堕天使で、精神攻撃を毎日される、堕天使だ。」
別の天使「wwあの子…堕天使だってw」
あなた「…。」
オラディン王「あなた大丈夫か?」
宝路「お前!待て!」
あなた「…。(出ていく)」

為朝「そんなことが…。」
あなた「助けてほしいけど言えないの。」
宝路「あなた姉ちゃんいっぱいきらめいているよ!」
あなた「宝路くんもね。っ…あがっ…(倒れる)」
為朝「あ!あなた!」

小夜「これは…人間を嫌いになった…。」
為朝「うそだろ…。」
あなた「…。怖い苦しい嫌い暗い悶える…。」
為朝「おい!しっかりしろ…。」
あなた「はあ…はあ…人間怖い…。わたしの夢をかき消す…。」
為朝「他の過去に何かあったのか…?」
小夜「調べてみましょう。」
為朝「過去チェンジセット!人間が怖い理由を教えてくれ!」

これはまだ素直で純粋な時のわたしだ。
わたしは人間が襲う恐怖を知らなかった。
あなた「宝路兄ちゃん人間って何?」
宝路「うーん言葉で説明できないな。」
あなた「ふーん。」

あなた「あ!おはよう由奈ちゃん!」
由奈「おはよう!あなたちゃん!」
あなた「おはよう香里奈ちゃん!」
香里奈「うるさい!黙れ!クズが。」
あなた「は…?」
香里奈「お前の夢クズすぎだろwだってお前愛もらいたいんだろ?そんなことできねえよw」
由奈「あなた行こ?」
あなた「…うん…。」
香里奈「逃さねえよ?(蹴る)」
あなた「やめてよ…。」
香里奈「うるせえなw(蹴って殴る)」
あなた「…。(香里奈をこの世から消す)」
由奈「あなたちゃん!遊ぼー!」
あなた「あ!うん!」

為朝「なるほどなー…。一番心の傷を負っているのはあなただったのか…。」
あなた「…。」
小夜「あなたちゃん…心の傷って何処にあるの?」
あなた「心の暗い暗い暗い奥底…。心がバキバキ割れていく音が聞こえる…。」
小夜「精神病ね…。」
為朝「…。(無言で抱きしめる)」
小夜「?!」
あなた「割れて無い…なんで…。もっと割れるのに…。」
為朝「もういいよ…。我慢はここまで。」
あなた「なんだ…良かった…。」
為朝「隠し事は無しだ…。みんなに気使ってるだろ。自分だけ傷付けて周りの人に頼らないで、迷惑だと思って黙って頑張っていたんだろ?」
あなた「なんでわかんの…?」
為朝「昨日お前が苦しくてもがいている姿を発見しちまった…。しかもお前未来人なんだろ?愛が欲しかったんだろ?だから来た。狐のお面と喋っているときこう応えたんだ。過去は変わらないけど、選択は変わるって。」
あなた「誰も私を信じてくれなかったから…本当に胸が苦しくて…嘘だって自分に言ってた…。充瑠はこの事実を知ってる。充瑠は自我崩壊したときに助けてくれたからね…。」
無鈴「g45に邪面師発生!キラメイジャー出動せよ!」
あなた「行かなきゃ…。」
為朝「あなた無理するな。あなたのお陰でヒントができた。恥ずかしいけど…ありがとう。」
あなた「どういたしまして。」

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