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第1話

闇弥那美
250
2020/09/29 11:49
エピソード27「再び?!闇落ち弥那美」
あらすじ
怪我をしてしまった弥那美にみんなは心配するが宝路だけは無関心。声をかけるが宝路が「お宝のほうが大切だろ」と冷たい一言を。そのせいで喧嘩して弥那美は出ていってしまう。その後謝りに行こうとするが弥那美の様子がどうも変だ…。

弥那美「ただいま…。」
為朝「おかえり…って!その傷どうしたんだ?!」
弥那美「戦ってたら傷がついた…。」
充瑠「大丈夫?」
時雨「小夜姉手当てはしたのか?」
小夜「一応したわよ。宝路くん心配してあげたら?」
宝路「お宝のほうが大切だろ。」
弥那美「なによ!人の気持ちわからないくせに!」
宝路「うるせえ!正義ぶり上がって!お前の気持ちわかりたくもねえよ!出ていけ!」
充瑠「二人とも喧嘩はよくないよ!」
弥那美「もういい!出ていく!」
時雨「おい!待て!」
小夜「弥那美に謝ってきなさいよ!私達も許さないんだから!」
宝路「はいはいわかったよ謝りに行けばいいんでしょ!謝りに行けば!」

弥那美「言い過ぎたかな…。あとで謝りに行こ…。」
ガルザ「お前、ばかだな…。素直になれなくて馬鹿でそんなお前はもう、ヨドン軍だ!」
弥那美「っ…。…ガルザ様ご命令を…。(精霊の服が灰色に染まる)」
宝路「あ!おーい弥那美さっきはごめん!もう一回仲直りして!」
弥那美「…誰?汚らわしい…。」
宝路「おい冗談きついぞ。」
弥那美「冗談…?何を仰って?」

無鈴「F79に強力な邪面師出現!出動せよ!…!弥那美だ!」
みんな「え?!」
充瑠「…ともかく行くよ!」
弥那美「あら〜…バレちゃいましたか…。」
宝路「は?」
為朝「弥那美から離れろ!」
宝路「弥那美!何があったんだ!」
為朝「いいから!」
宝路「わかった…。」
弥那美「いくら立ち向かおうと邪魔なだけです。」
みんな「キラメイチェンジ!」
弥那美「第1手段に行きますか…。」
為朝「なんだこれ…。」
瀬奈「体が…動かない。」
弥那美「こんなものですか。では。」
瀬奈「あ!待って!」
宝路「第一手段と第二手段はわかるのだが…。」
時雨「どうやって切り抜けるかか…。」

弥那美「ガルザ様お風呂はありますか?」
ガルザ「黒い風呂ならあるぞ。」
弥那美「わかりました…。」
クランチュラ「順調ですなガルザ様!」
ガルザ「ああ!」
弥那美「一人じゃ怖いな…。仲間は怖いし…。しかも、何かずっとお風呂に入ってから心がものすごく痛いな…。ガルザ様にいって手当てしてもらおうかな…。」

弥那美「ガルザ様!」
ガルザ「なんだ?」
弥那美「黒いお風呂に行ってからものすごく心がものすごく心が痛いんです。」
ガルザ「よし手当てをしてあげよう。(記憶を書き換える)」
弥那美「あ!ありがとうございます!(少し服が黒くなる)」
ガルザ「クランチュラちょっとは気にかけろ!仲間だからな。」
クランチュラ「キラメイジャーをやるのが第一だろ!」
弥那美(心)(この光景どこかでみたような…?)
弥那美「思い出した!(少し服が白くなる)」
ガルザ「しまった!」
弥那美「転送!」

宝路「弥那美帰ってきたのか?!」
弥那美「…ただいま。」
一同「おかえり!」
瀬奈「自分の意志で帰ってきたの?!偉いね!」
弥那美「…」


エピソード28「本当の言葉」
服が少し黒いことに気づかない充瑠達。時々後異称が現れるが止めている。まだ仲直りしていない宝路と弥那美は仲直りすることはできるのだろうか?!そして、弥那美をキラキラさせることができるのだろうか?!

小夜「宝路!そろそろ仲直りしたら?」
宝路「なんでおればっかに言うんだよ」
弥那美「…っ!ガルザ様…。」
充瑠「しまった!暴走状態に入ってしまった!」
弥那美「仲間は…排除する!(弥那美の服がものすごく黒くなる)」
宝路「希望がほぼない!」
弥那美「第2手段を使うか…」
為朝「街全体が凍ってあがる…」
弥那美「その間に退散しますか!」
時雨「しまった逃してしまった!」
為朝「おい!宝路そろそろ弥那美に謝れ!」
宝路「弥那美に謝ったら暴走が収まるとでも言い切れるのか?!」
充瑠「やってみなきゃわかんないじゃない!それに、宝路が偉そうに言ったからじゃん!」
宝路「うるさい!もういい!(出ていく)」
小夜「ちょっと待ちなさい!」

宝路「どうせ俺の気持ちわからないくせに」
ガルザ「おら!(記憶を書き換える)」
弥那美「やめろ!(少し自我を持ち自分にやる)」
宝路「弥那美!おい!」
ガルザ「まあ、いいか。」
弥那美「はあ!(心が黒く染まり、タクトを振り回す)」
宝路「弥那美…お前…。俺の気持ちわかってたのか…。お前も一緒だったのか…。」
ガルザ「あとはよろしくな弥那美。」
弥那美「わかりましたガルザ様…。」
みんな「宝路!」
宝路「みんな…。」
弥那美「また来ましたか…。しつこいと嫌われますよ。」
みんな「キラメイチェンジ!」
為朝「あいつの手をつかめばもとに戻るかもしれない!」
宝路「わかった!やってやる!」
弥那美「逃げるか。チッ。すぐに追いつくな。特に瀬奈!第三手段使うか…。」
為朝「なんだこれ…酸素もとっても薄いし、吹雪が今までに見たことないぐらいに強い…。」
瀬奈「限………界……。(吹雪に埋もれる)」
為朝&時雨&小夜「もう…無理…。(吹雪に埋もれる)」
充瑠「残るはあと宝路…しっかり謝ってきて…。(吹雪に埋もれる)」
宝路「弥那美…やめるんだ…。」
弥那美「出れるもんなら出てみな。」
宝路「こんなもん…こうだ!!(吹雪を散らす)」
弥那美「…しょうがねえな。仲間を救う以外の質問を受けてやろう。」
宝路「5個質問するがいいか?」
弥那美「ああ、意味ないと思うが。」
宝路「まず1つ目の質問だ。ヨドン軍に入ってどう思う?」
弥那美「そらあ、嬉しいし、喜んでるし、楽しいぞ!」
宝路「そうか…。2つ目の質問だ。もしキラメイジャーの仲間にになるならどんな気持ちだ?」
弥那美「苦しいし悲しいし辛い。」
宝路「3つ目の質問だ。お前は何故「ごめんなさい」を言えないんだ?」
弥那美「謝っても意味がないから…。」
宝路「4つ目の質問だ。お前は何故「ありがとう」を言えないんだ?」
弥那美「「ありがとう」って言っても、意味が無いから…。」
宝路「最後の質問だ。お前は心を奪ったように奪われて苦しくないのか?」
弥那美「苦しく無い。むしろ嬉しい。てかそんなことあんたに関係ないでしょ!」
宝路「関係あるから言ってるんだろ?」
弥那美「あっそ。用は済んだでしょ?」
宝路「お前…仲間のために嘘ついてるな…。」
弥那美「は?嘘ついてないし。」
宝路「元々お前はとっても優しくて、人思いで、嘘をついても、人を守るんだ。だから、キラメイジャーの仲間になってどんな気持ちで居るかは知らないが最後の質問で確実に嘘をついていることがわかった!」
弥那美「だから何?戻ってこいとでも?」
宝路「待て!(手を持つ)」
弥那美「離せ!」
宝路「嫌だ!」
弥那美「そろそろ諦めろ!(吹雪が強くなって酸素も薄くなる)」
宝路「お前の気持ちはそんなものじゃない!俺を響かせてくれたのがお前だ!だから…だから…戻ってこいよ…弥那美…。(抱きしめる)」
弥那美「は、離せ…!」
宝路「我慢するな…もう…もう…大丈夫だ…。」
弥那美「うるさい…さっさと埋もれろ!闇の炎にだかれて消えろ!」
宝路「黒い心でも弥那美は弥那美だ。だから…お願いだよ…。戻ってこいよ…。」
弥那美「奪った心はもう元には戻らないって知ってるはず!」
宝路「弥那美は違う!心を奪われても俺たちが必ず取り戻すと約束したんだ!」
弥那美「キラメイジャーたちも私の心を奪うつもり?」
宝路「奪うんじゃない!取り戻したい…取り戻せるんだ…取り戻すんだ!」
弥那美「私の気持ちなんてわからないくせに!」
宝路「わからないかもしれない!でも、お前の心が共鳴していることはわかる!」
弥那美「共鳴…なんか…してない…。(吹雪が弱まり酸素が濃くなる)」
宝路「今、お前の心は共鳴していてきらめいているんだ!」
弥那美「煌めきたくないのに煌めいてる…苦しい悲しいなんか…思ってない…。」
宝路「もうちょっとだ…頑張るんだ…。」
弥那美「嘘だ…絶対に…嫌だなんて思ってない…。」
宝路「おまえを守りたかったんだごめんな…。」
弥那美「宝…………路…………。(服が真っ白になる)」
宝路「よく頑張ったな…。(強く抱きしめる)」
弥那美「ごめんね…。ごめんね…。私が迷惑掛けて…。そして…喧嘩の件についてもごめんね…。そして、ありがとう…。」
宝路「よく頑張ったな…。もう…我慢しなくていい思いっきり泣いていいんだぞ…。そして…ごめん優しい弥那美を傷つけた…。そして…ありがとう俺を気付かせてくれて…。(泣)」
弥那美「うわぁぁぁん!ありがとう!」
宝路「お前にしかないキラメキが今ここで輝いているんだぞ…!」
弥那美「本当にありがとう…!」

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