くにSide
机に散らばる缶の山は全て
こたのもの。俺はゴミ箱に捨ててる
めっちゃ偉くない???????
俺まだ1本しか飲めてないし…
でもこたが4%をもう7飲んでるから
適正量はとうに過ぎてるわけだ☆
まあ…10何本飲まない限り死にはしないだろうし…
なんて考えて冷蔵庫からまた4%のお酒を取り出す。
流石天然。計り知れない。
寝る気ないな……俺がつれてくしか…
53kg(イケボ)本当にあんのかな…
少し不安になった。
仕事と呼べる仕事じゃないけと
仕事はした!偉い!
…にしても…
まつ毛長⁉マッチ乗るんじゃない???
ほっぺぷにぷにだ…………⁉
いや、この世のどんなスクイーズより
多分ふにってした。びびった。
お酒で潰れたんだ。
そう簡単に目覚めることは無いね…♡
そう考えたからそっとこたの背中に潜り込んだ。
想像通り暖かい。
ぬくぬくしてて俺が寝落ちしそうだったが
足りないので、今度は正面に潜り込む。
夢の中で彼は誰に笑いかけているのか。
気になって仕方がないが
俺が落ちそうで怖い。
フラグ回収☆ヤバイ落ち___
こたがまるで起きてるみたいに
俺が落ちるのを察して背中を支えてくれた。
いや、絶対寝てるわな、
起きてるこたの数倍変だ。もっとまともだもん。
チョロい。チョロすぎるぞ俺…
もっとねばっても………いや、寝込みだし?
そのまま恋人繋ぎをするが起きないから
そのまま捕まえてほっぺにすりすりする。
起きないんだ。こたの睡眠深いなぁ…
適当に考えて足を絡めてみる。
まだ起きない。
………もういいよね?俺…チャンスあげたね??
いつもは俺が受けてるから。
いつもこれだし今日くらいいいよね?
俺はこたの唇に軽く口付けた。
でも俺は満足なんてしてないんだよね。
誰に見られる訳じゃない。注文じゃない。
悪いのは、今コウイウことしてる俺じゃなくって
俺を嫉妬させたこたでしょ____?♡
このあとのこと期待してろよ
バカ彼氏_____♡
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。