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第4話

未来
さて、早々に今の状況が悪いことがわかったところで。


恋愛小説の悪役令嬢、レベッカ・ドランバーグに転生したのだから、自分の将来を予想してみようか。



レベッカという少女は、公爵家長女という実に高い地位を持っていた。
ご覧の通りひねくれて育つには絶好の環境のためか、すくすくとワガママ娘に育ったというわけだ。



そして、レベッカはこの小説のヒーロー役である第二王子に一目惚れする。



そして無理矢理婚約を押し進めるものの、王子は運命の出会いをしてしまう。



そう、ヒロインとの出会いだ。
彼女と恋に落ち、レベッカそっちのけで二人で仲良くなり、愛を育んでいく二人。



しかし、レベッカが二人の恋路を邪魔しないわけがない。

ありとあらゆる手段でヒロインを貶めようとするのだ。




それは非人道的なものばかり。

ヒロインはレベッカを庇おうとするが、レベッカの罪はそれでは隠しきれないほど重かった。
やがてドランバーグ公爵家に敵対する貴族が公爵の権力を落とそうとレベッカの犯罪を明るみに晒す。


そうなれば、王家も黙っておらず、貴族裁判が執り行われた。




処刑を求める声もあったが、ヒロインは心優しい。
レベッカの助命を願ったのだ。


なおヒロインを詰るレベッカに呆れた貴族たちはヒロインに免じて命は助けることを決めた。


国外追放。
それは、極刑の次に重い刑。



そこまでの罪となれば、ドランバーグ家も権力の失墜を免れない。
最悪、貴族位剥奪。
良くても爵位は落とされる。


なにせ、次期公爵の失態だ。


──しかし、公爵家はすでに手を打っていた。



レベッカを勘当し、その義弟を次期公爵に立てていた。
父親の冷血さで、すでにレベッカはドランバーグ家から追い出されていたのだ。



そして、レベッカは国の外に連れていくようにと平民の柄の悪い連中に引き渡される。
そして男どもは、レベッカを売った。

人身売買というやつだ。



国外に売られたレベッカがどうなったかはわからないが。おおよそ貴族の道楽として弄ばれ、最後には寂しく死んだのだろう。



これ以上にないくらい最悪の人生だ。


小説を読んだときはレベッカの非人道さに嫌気がさしていたのでその処置は中々すかっとしたものだが、私がレベッカになると冗談ではない。




だけど、このままぼーっとしていればシナリオ通りに来てしまう。
変化が大切だ。

シナリオを大きく変えるような変化が。