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第14話

【閑話】 エドガーの思惑
「どうするつもりですか、番長」
「……君、その呼び名好きだよねー」



あちらがリーダーと言ったのでリーダーとして対応したが、夜狼トップの呼び名は番長である。



スキンヘッドのNO.2、ジェイムズの好みだとは誰も知らないが。




先程まで彼女がいたソファを見下ろす。
レベッカ・ドランバーグ。


いきなり身分を明かしたとんでもないバカな少女かと思えば、そうでもない。



違うのだ。
彼女は交渉相手に真摯すぎるだけ。



交渉中にもめきめきと会話の流れを自分に有利に持ってこようとする手腕を成長させていた。




今はまだ、幼稚な会話。
裏世界ではあっという間に呑まれてしまうことだろう。
「あの年かさで、あの目」



あの目は何度か見たことがある。

生きることに執着する目だ。




どんなことを思い、経験すれば箱入りのお嬢様があんな目をするようになるのだろう。


度胸と貪欲な成長、今でも貴族の茶会でなら通用しそうな会話術。




欲しい、と思った。
だから手に入れた。



「ジェイムズ」
「はい?」




「私は……彼女を次の番長にしようと思う」



彼女はどんな面白いことをしてくれるだろうか。



今から楽しみで仕方なかった。