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第13話

交渉の結果
「……わかりました。というか奴隷はこれから着手しようとしていた商売なんですがね。他の組織と縄張り争いにならないため、二年前から情報屋を使ってすでにやっていると噂を流しておいたのですよ。最近ようやく隣の国とツテもできましたし……無駄に終わりそうですが」


お、まだ白なのね。

限りなく黒に近い白だけどまぁ彼らは奴隷商売をしていないと。


しててもこの国では違法じゃない。
それでも私の精神的に良かったわ。


「それは良かったわ。じゃあ、奴隷商売をやっているという情報操作は情報屋に任せるのが一番かしら」



ルカを見ると「お任せを」とウィンクされた。



メリー、君の弟くん、キザったらしいよ。



「後は……他に欲しい物はある?」
「おや、何でもいただけるのですかね?」



おっと。
嬉しくてついバカなことを言ってしまった。


訂正しておこう。



「このお金で十分でしょう? それともお金が足りないので私に害をなそうというの?」
「ご冗談を。貴女を害そうとすれば私の首は胴体とサヨナラです」



ザルク強そうだもんねってこと?
うーむ。




いくらザルクといえども、夜狼全員に襲いかかられれば、私とメリー、ルカの三人を守りきれるわけがない。


この組織がただの破落戸の集まりではないと知れたことだし、そこまで警戒するか?
武人にしかわからないザルクの強さとかあるのかもしれない。
「しかし……このお金が十分だとは言いがたい。それは貴女もご存知でしょう」


そりゃあ……奴隷がどの程度の儲けになるのかは知らないけど、
商店街で細々店をやるよりは儲かるでしょうね。


こんなお金もはした金になるかもしれない。





お金だけの関係が望ましい。
悪人となるべくつるみたくないのだ。


なにせ、それは私の汚点となり糾弾される弱味が増えることになるのだから。

自分で自分の罪を重くしたくないよ。



ただ、こいつらは奴隷なんていう法律ギリギリのことをやっていない。
まだ悪人じゃない。


それなら、もう少し仲良くなって確実に私の未来を修正しておきたい。



「定期的にお金を渡しに行きましょうか」

「……それも捨てがたいですが、遠慮します」
なにそれ。


それよりもヤバイことをさせるつもり?

いたいけな五歳に……!



「貴女には、夜狼に加入していただきたいのです。お金はこれで結構です。
貴女を仲間として歓迎しますよ? 悪くない提案ではありませんか?」



……へ?

私が夜狼に入る?