第73話

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2021/10/05 22:00
サナside



ツウィがあんなこと思ってたなんて…


ごめんね今まで辛い思いさせて…



ツウィママ「サナちゃん、!何が起きたの?ツウィが怒鳴ったの?」


ツウィのママが心配そうに私に近づいてきた


サナ
サナ
だ、大丈夫です(இ﹏இ`。)
サナ
サナ
今日は帰りますね


ツウィママ「さっきテヒョンくんとグクくんが来たんだけど」
サナ
サナ
(嘘…こんなとこ見せれないよ)






.
テテ
テテ
なぁサナ何があったんだ?
サナ
サナ
ごめん、私帰る
グク
グク
ちょっと待てよ!サナ!
サナ
サナ
.˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.離して
グク
グク
嫌だ
グク
グク
テテごめん俺サナと帰るわ
テテ
テテ
う、うん
グク
グク
サナ!
サナ
サナ
.˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.お願い何も聞かないで
グク
グク
何も聞かないから
サナ
サナ
.˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.……私先帰る!


私は走り出した。

グクは何も聞かないって言ったけど自分からグクに抱きつきそうで、甘えそうでグクから離れた。



本当はグクにギュッってしてもらいたいし、話だって聞いて欲しい。


でもツウィがあんなこと思ってるって知った私にはそんな事する資格ないよね



グク
グク
サナ!サナ!


グクが叫んでる。なんでだろ…




周りを見ると私は赤信号を渡っていた


右から大きなトラックが近づいているのが見えた



あ〜終わるんだ私。ツウィにちゃんと謝れないまま。


ごめんね。ツウィ




私は目を瞑った



すると…




ドン!


バン!


キキキー!!!


大きな音が鳴り響いた
サナ
サナ
イタッ・・・~(>_<。)ゝ


体が痛くて自分がまだ生きてるいることを知った




そして手に何か生ぬるい液体が触れていることを知り、

それが血だと、自分の血ではないことを知るには時間はかからなかった



隣でグクが倒れていた

頭から血を流し

サナ
サナ
……グク……グク

何度呼んでも起きてくれない


「早く電話かけてくれー!」

周りで誰か叫んでいる


サナ
サナ
ねぇグク、グク(இ﹏இ`。)


私はある光景を思い出した



それはパパとママが死んだあの時


あの時も2人は私の横で血を流し倒れていて私は泣き叫ぶしかできなかった





私は思った



このままだとママやパパみたいにグクが死んじゃう、と

サナ
サナ
グク….˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.
グク
グク
…ば、か、、、やろう
サナ
サナ
!!グク!
グク
グク
……わた、、る、ときは、、ちゃん、、、と、信号、みろって、、いった、だろ?


グクが途切れ途切れで言葉を放った


サナ
サナ
ごめんなさい、ごめんなさい.˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.
グク
グク
……
サナ
サナ
お願い、、1人にしないで
(இ﹏இ`。)
グク
グク
……
サナ
サナ
グク…好きなの
サナ
サナ
大好きなの!だからいかないで!
グク
グク
……‪w、しっ、、てる
サナ
サナ
グクのバカ〜(இ﹏இ`。)



ピーポーピーポー






グクは一命を取り留め、命には別状なかった







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