るぅとside
今日も家に遊びに来てくれたあなた。
前はいなかったワンちゃんに興味津々のようだ。
あなたはそう言って目を輝かせた。
そんなあなたも可愛かった。
あなたに撫でられてみるくんも嬉しそう。
可愛い愛犬と可愛い彼女が戯れている
これほど、可愛いが詰まった場面なんてそうそう見られない、そう思うと、体は勝手にスマホを構えて、二人を撮っていた。
パシャ、パシャパシャ、パシャパシャパシャパシャ…
僕が呼んだらすぐ来たくせにみるくんはある程度撫でられたらすぐにあなたの元へ行ってしまった。
あなたに撫でられているみるくんはこの上なく幸せな顔をしていた。
みるくんいいな〜、羨ましい…
僕もあなたにあんなふうに甘やかされたいな…
変態みたいだけど
可愛い…みるくんもあなたも…
あなたが楽しそうで良かった。
お姉ちゃんがみるくんを迎えに来るまで、あなたはみるくんとずっと戯れていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。