るぅとくんは好きな人と行くんじゃないのかなぁ…。

私が誘ったら迷惑かも…

莉犬くんを見るとコクリと頷いてきた。

そして当日がやってきた。

珍しくはしゃいでいるるぅとくん。可愛い…

色鮮やかな屋台に、楽しそうな人。
お祭りの雰囲気って大好き。

でも、通り過ぎる人たちは浴衣を着ている人が多い。私も浴衣を着てこればよかったかも。

ちょっと失敗かな、

怖い。優しすぎて。どんだけ優しいんだこの人

私も男の子とくるのはるぅとくんがはじめて。
なんだか特別って感じがしてドキドキする

そう言うるぅとくんの横顔は寂しそうで、悲しそうで、でも何処か嬉しそうだった。

うん、やっぱり笑顔が一番いい

輪投げの屋台には丁度並んでいるお客さんはいなくて、すぐにやることが出来た。

またさとみ先輩…w仲いいなぁw

全部で5個輪が渡された。

1個目

私が、欲しい詰め合わせとは別のものに輪が入った。

動揺してる…w

その後も2個目、3、4外し、とうとう残り1個となった

得意って言ってたのに…w

るぅとくんは一呼吸おいて、輪を投げた＿＿。

るぅとくんが取ったのはお菓子の詰め合わせの手前においてあった髪飾り。
そして今、るぅとくんはガチで落ち込んでます。

るぅとくんの手が私の髪に触れる。

髪飾りを付けるだけの時間がとても長く感じられた。

いろんな屋台を回ってとうとう花火の時間がやってきた。

黄色…、なかなか上がってこない…

花火も終盤に差し掛かったとき、

願い事しないきゃ…！

るぅとくんがずっと笑顔で、幸せでいられますように…