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第1話

同棲
2,977
2019/10/13 05:57
彼女と付き合ってかれこれ1ヶ月
今日は彼女が俺の家に引っ越してくる
そう、俺らは今日から同棲を始める
白石恵
白石恵
藍沢先生~
荷物積んだよー
藍沢耕作
藍沢耕作
わかった、車に乗れ。もう出るぞ
白石恵
白石恵
はーい
彼女の荷物を俺の車に乗せ、
俺が運転して家へ向かう。


ふと助手席を見ると、疲れたのか
すやすやと眠る白石の姿があった
と、そうこうしているうちに家へついた
気持ち良さそうに寝ているので
起こすのは可愛そうだが
荷物が沢山あるため仕方なく起こすことにした

藍沢耕作
藍沢耕作
白石、起きろ
白石恵
白石恵
んー……
藍沢耕作
藍沢耕作
おい、起きろ 着いたぞ
白石恵
白石恵
んぅ……藍沢先生?
白石恵
白石恵
ついた?
藍沢耕作
藍沢耕作
ああ。荷物運ぶぞ
白石恵
白石恵
はぁーい
少し眠そうだか今の時刻はもう4時30分
早くしないと日がくれてしまう
とりあえず配置はあとにして、
家の中へ入れるだけ入れ終わると
もう辺りは暗くなっていた
白石恵
白石恵
はぁー疲れたぁー
藍沢耕作
藍沢耕作
とりあえず入れたけど
配置どうする?
白石恵
白石恵
んーそうねー とりあえず、
よく使うものから置いていく!
それ以外は時間があるときに
ゆっくりしようかな
藍沢耕作
藍沢耕作
わかった。
じゃあ洋服類からだな
白石恵
白石恵
そうだねぇー
二人であれこれ言いながら
なんとかある程度は終えた
全部終わった頃には二人とも疲れはてていた
白石恵
白石恵
つーかーれーたーぁー
と言って彼女はソファーにダイブする
その姿がすごく可愛らしい
藍沢耕作
藍沢耕作
……疲れたなぁ
白石恵
白石恵
ねぇ、今日の夜なに食べる?
藍沢耕作
藍沢耕作
確かに腹へったなぁ
白石恵
白石恵
うん。沢山動いたもんね
白石恵
白石恵
でもさー ご飯作る気にならない
藍沢耕作
藍沢耕作
確かにな
藍沢耕作
藍沢耕作
とかいって 今からどっか
食べに行く気にもならないしなぁ
白石恵
白石恵
簡単なのある?
藍沢耕作
藍沢耕作
鍋にするか?
白石恵
白石恵
お、鍋~
良いじゃない!
藍沢耕作
藍沢耕作
野菜は切らないといけないけど
白石恵
白石恵
野菜くらいなら良いよ!
白石恵
白石恵
よし、やるか!
藍沢耕作
藍沢耕作
じゃ、俺は鍋の用意するな
白石恵
白石恵
お願いしまぁーす!
鍋に具材を入れ、二人で一人前用の鍋を囲む
あと少しでできそうだ
白石恵
白石恵
まだかなぁー
藍沢耕作
藍沢耕作
もう少し待て、あと少しでできるから
白石恵
白石恵
あーお腹すいたぁー
藍沢耕作
藍沢耕作
あと1分くらいだから我慢しろ
白石恵
白石恵
ねぇ、もう良いんじゃない?
藍沢耕作
藍沢耕作
んーあと30秒
白石恵
白石恵
うぅーはやくたべたいぃー
藍沢耕作
藍沢耕作
もうできるから
まるで子供のように駄々をこねる彼女
まぁ、可愛いからこういうのも悪くない
藍沢耕作
藍沢耕作
できたぞ
白石恵
白石恵
おぉーやっとか!
藍沢耕作
藍沢耕作
おいおい、そんなに急がなくても
鍋は逃げないぞ!
少し冷まさないと舌を火傷するぞ
白石恵
白石恵
大丈夫だって!
藍沢耕作
藍沢耕作
俺は言ったからな
白石恵
白石恵
ハイハイ
彼女は俺の注意をまともに聞かず
熱々の鍋を頬張った
白石恵
白石恵
あっっい!
藍沢耕作
藍沢耕作
ほら、言わんこっちゃない
白石恵
白石恵
いたぁー舌火傷した😭
藍沢耕作
藍沢耕作
俺の注意をちゃんと聞かないからだ
白石恵
白石恵
うぅー……お水ちょうだい
藍沢耕作
藍沢耕作
はい
白石恵
白石恵
ありがと
そのあと、彼女は
舌がいたいだのヒリヒリするだの言いながら
二人でなんとか鍋を食べ終わった
白石恵
白石恵
美味しかった~
藍沢耕作
藍沢耕作
お前、舌を火傷したくせに
味わかったのか?
白石恵
白石恵
うるさいなぁー
ちゃんと味しましたよー
こうやって二人でわいわい話すのも
同棲だからできることだと改めて感じた日だった







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