あの後倉橋さんと色んな話で盛り上がった。
気づけば6時。
倉橋さんが送ってくれるって言ってたけど家が真反対の方向にあるから
それは断った。
でも驚いたなぁ、倉橋さんが私の事が"好き"って、
なんで私なんか好きになるんだろ、
侑「それは可愛いからやろ」
花『!!!』
侑「ん?なんや?」
花『い、いや、何時から口に出てた…………??』
侑「"なんで私なんか好きになるんだろ"からや」
花『あ、そっかそっか。』
いや別にね?聞かれてもいいんだよ?でも教えたら大変なことになりそうだから
あえて教えてやんないんだよ???
待って私心の中で誰と喋ってんの?怖。
花『侑誰か待ってるの?』
侑「いや?もう来たで??」
花『え、誰か居る?』
侑「あなた待っとった」
花『え、なんで?』
侑「部活終わっても帰っとらんかったから」
花『あ、そっか。侑部活入ってるもんね』
侑「おん。あと」
花『ん?』
侑「好きな女1人で歩かせたら危ないやろ?ニコッ」
花『ッッッ!!!!//』
花『ば、馬鹿じゃないの?!そういう事軽々しく言ったらあかん、!!』
侑「軽々しくなんて言っとらんわ!!」
花『チャライチャライ!!』
侑「な"っ」
花『わ、私こっちだからじゃあね、!』
侑「また明日なニコッ」
花『ッ〜〜!』
なに、これ。
これじゃあ私が侑のこと意識してるみたいじゃん……ッ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。