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第1話

Run BTS! 短編
1,495
2019/09/12 01:56
「ヒョン…」

「なんだ?」

「今日、撮影で
一緒の部屋になって良かったですね」

「そうだな」


今日はRun BTSの撮影で
たまたまユンギヒョンと一緒の部屋になった。
海外を飛び回ってるせいで
宿舎にかえるどころか、
韓国に帰る日まもなく、
ホテル生活だったせいで
ユンギヒョンと一緒にいる機会も
減っていた。
毎日カカオでやり取りはしていたし、
毎日の写真も送っていた。
だけど、毎日会っていても
やっぱり会えない時間は恋人が愛おしい。


「本当に僕、嬉しいです」

「俺も」

「でも僕、もう一人来る気がするんですよね」

「なんだその悪い予感。」

「いやぁーナムジュンかジンヒョン辺り?」

「そうかもな」

「でも別に嫌じゃないんですけどね」

「うん。俺も嫌じゃない」


そう言ってヒョンは俺の腕を掴んで
思いっきりハグしてきた。
こうされるのも、何日ぶりかな。
久々のヒョンの匂い、艶やかで甘くて
僕を誘惑してくるような。


「痛い、痛いですヒョン笑笑」

「ごめん、ずっとこうしたかった。最近時間が無くてな、ごめん」

「いいんです、ヒョン。今ほんとに幸せですから。」

「俺も。」





※話がわからない方は
ぜひRun BTSのEP.70を観てください。


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