リノにしか言ったことのない秘密


それは私には本当の家族がいること


昔ほんとに遠い昔


3歳だった私にはこれでもかっていうくらい優しい両親とお兄ちゃんが居た

すっごく幸せな毎日だった



でも、その幸せがきっと神様も羨ましかったんだろう


ある日突然両親が消えた


交通事故だった


幼稚園生の私にはその状況が理解できず幼稚園の先生に病院に連れてこられた


両親が消えたって知ったのはお兄ちゃんが教えてくれた時だった


👱🏻「あなた？」


「ん？」


👱🏻「よーく聞いてね？. 」

「うん！」


👱🏻「ママとパパは死んじゃったんだ...」


「し..んだ？」

👱🏻「そう...お空の上に行っちゃったんだ..」


「え...そんなのダメだよ！！！ままとぱぱぁ！わたしをおいていかないで！！！」


そのあとはお兄ちゃんと2人で涙が枯れるまで泣いた



そしてその後お兄ちゃんと私を親戚の誰が貰うかって話になったんだ



その時の私には全く理解できなかった


でも、成長して気付いたんだ

その頃から私とお兄ちゃんは“除け者”だったんだって