ん〜頭が…
咳が…
ん〜起き上がれない…
コンコンコンッ
アイちゃんがお盆に鍋と飲み物乗せてきてくれた
優しいなぁ…彼女からしたら仕事なんだろうけど
あ〜僕のおでこの方が熱いからか彼女の手が優しい温かさって感じする
そして彼女がなぜか洗面器の水でタオルを絞り始めた
Σ(゜Д゜)!?
ちょっと残念そうに見える気が…
いやでも流石に女の子に体拭いてもらうのは…ちょっと僕にはハードル高いなぁ
洗面器を脇に避けて彼女は鍋のお粥を一口すくっ…て…ってまさか!?
いつもの僕ならさっきの体拭くのを断った時みたいに
『大丈夫自分で食べられます!』
とか返したんだけど…
全部あーんして貰っちゃったw
味分かんなかったけどすごくご馳走様ですって感じw
みんなに言ったら僕何されるかな〜
それ言われると悲しい(*´ `)
頭を下げて部屋を後にした彼女
あぁ待って…今の僕なら引き止められる…気が…す……る…
布団に入ったら僕はすぐ眠ってしまった
もうちょっと…
独り占めしたかったなぁ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。