私には、弟がいた。
元々お母さんはいなくて、お父さんは
体が弱かった。
弟はお父さんの薬を買うために、
盗みをしてた。
手首に増えた青い跡、
ボコボコになった顔に、傷だけの身体
働きに出ると言っても私はまだ未成年。
体を売ることでしか、お金を得られないだろう
でもそんなこと気にしてない。
狛治にこれ以上辛い思いをさせたくなかった
そうやって笑う狛治の顔が好きだった。
家族のためになら、どんなこともする
優しいところも、
全部全部大好きだったんだ
血だらけの顔に手、
狛治の目に映る私は、化け物みたいだった
私の目に映る狛治もまた、同じように血だらけ
私が、" 人を殺してる " と知ったら、
実弥はどんな反応をするだろう。
実弥の大きき声で目が覚めた。
私を見た実弥は、目を丸くして驚いた
顔をしている
実弥は感が鋭い。だから、このことは
絶対にバレないようにしないと
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。