第7話

ごめんのいじわる
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2018/08/05 12:24
及川side

ああーああーああ。
もうこれはやってしまった。だって2人で保健室でしょ!?もうやばい…タチソウ
何考えてんだあ!及川っ!しっかり爽やかな及川徹を作んないとお!!!!
ガラララ
及川「失礼しまーす…誰もいない、」
市野「もどります?」
及川「いや、俺やるし」
市野「で、出来るんですか?」
及川「出来るし」
市野「お願いしますね…?」
及川「任しといてよ」
マネちゃんの指を見るとやっぱり血が出ていて、さっきよりも沢山出ている。
アムッ
市野「…っヒャう…」
少し指を舐めるといやらしい声を出すマネちゃん…。ほんとに勃っちゃうんだけど…。
市野「い、いきなりやめてくださいよっ!…び、びっくりしちゃうから…」
及川「ごめっ、つい無意識で…」
マネちゃんは少しそっぽを向いて口を尖らせていた。そして、顔が見えないから分からないけど明らかにマネちゃんの手に汗が滲んでいて、体温が上がっていくのが分かる。
及川「ちょ、機嫌直してよ…」
市野「…だって恥ずかしかったんですもん…」
及川「…なにが?」
市野「だ、あの、へ、変な声出しちゃったから…」
及川「気にしなくていいよ…それに聞いてたの俺以外いなかったわけだし」
市野「…っ////」
きゅうに小さく体をかがめるもんだからさ…もうほんと何から何まで全部ずるい…
及川「えーと、終わったから…ね?」
市野「あ、ありがとうございます…」
及川「すねないでよ…あっ」
市野「すねてはないですよ…」
及川「これあげるから機嫌良くして」
市野「これ…って…っ飴ですか!?」
及川「好きなんだよね?」
市野「はいっ」
及川「じゃああげる」
両手を差し出す小さなマネちゃん。
…何だろいじめたくなる
及川「はいどー…ヒョイぱくっ」
ふふふーんどーだあ!!
市野「え…いじわる…( ´・ω・`)」
及川「うそだよ笑はいあーん」
市野「あー…」
及川「……」
!!?
市野「いやっ、その、こ、こ、こ、これはですね!あのその…あ、飴が欲しくてたまんなくて!で、ですね…」
えなになに…!?あーんを受け入れようとしたよ!?絶対拒否られると思ってたんだけど…めちゃ戸惑ってる笑
及川「いーじゃんそのまま食べてよ」

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