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いやごめん。空気読めんかったごめん。
けど、本当にはにゃにゃ案件。
おっと爆弾投下。
ワァオ。
(空気読まない奴)
安心したよ、と笑う炭治郎。
でもその笑顔はどこか寂しげで。
あーーー……と炭治郎は頭を抱えてしゃがみこんだ。
こんな炭治郎初めて見た。
相当キてるのかしら…
繋がれた手にキュッと力が入る。
そして「ごめんな」と呟いた。
いや、そこっすか炭治郎サン。
真っ直ぐな疑問だった。
どうして決めつけちゃうのかなぁ。
炭治郎を立ち上がらせてゆっくり歩く。
炭治郎も少しばかり酔いが回っているのか、すこしとろんとした顔。
かわいいわねアンタ。女子より女子やってる(?)
なんやねん(
そう言うと、炭治郎はハッと目を見開いた。
私の前では長男だから、って我慢しないで欲しいな。
ありのままの炭治郎も大好きだから。
そう伝えれば炭治郎はダババババと滝のような涙を流し始めた。
エッ。
抱きついてきた炭治郎を受け止める。
背中を優しく摩った。
そして少し経ったあと、炭治郎は正気を取り戻した。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
炭治郎泣いちゃったの?
可愛いねデュフ(危ない人)
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。