最近の私がよく考えていること。それは「どうすればミカサほど強くなれるのか。」だ。ちなみに、自慢に聞こえるかもしれないが私はミカサの次に成績がよかった。まあ、それもそうだろうと思っている。
ミカサには、エレンという守るべきものがある。いや、守りたいものなのか?私にだって、守りたいものぐらいはある。それは
「おい!お前いつまで寝てんだよ!そろそろ起き、、、なんだ起きてたのか。」
こんなような日常である。
「朝飯、出来てるからな」
そう言って部屋を出て行くジャン。少しのことだが、私はジャンが来てくれるだけで嬉しい。
しかし、これは私がただ守りたいだけだ。
守るべきものは他にある。ねえ?そうだよね。
○○、○○ナ○、○○○○ト。故郷に、、、。
でも。今の私には故郷など眼中に無い。守るべきものよりも、守りたいものをとれと、私の心が言っているのだ。ごめん。私は、裏切るかもしれない。この力を、人間たちのために使ってしまうかもしれない。もしそうなったら、許してはくれないか。
許してもらえないだろうなあと思いながら布団を出た。
その日の夕方、女型の巨人こと、アニが捕まっていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。