第7話

第七話(完)
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2019/02/06 03:15
朝、学校に行くと、上履きの中に手紙が入っていた。
手紙を広げると、「昼休み、屋上で話があります」と、書いてあった。
教室に入ると、皆が話していた口を閉じ、静かになった。
私は、そんなの無視して、席に座り、イヤホンをつけて勉強し始めた。
その後、海都が入ってきて、またクラスにざわつきが戻った。
私は、完全に孤立した。
昼休み、手紙に書かれてた通りに屋上へ行くと、海都がいた。
結華
結華
…私を呼び出したの、アンタなの?
海都
海都
そうだよ。
短く答えると、海都は黙った。
いつもうるさいコイツが、今日はうるさくない。
海都
海都
結華さ、なんで俺の名前呼んでくれないの?
結華
結華
え?
結華
結華
………呼びたくないから?
海都
海都
一回でいいから、呼んでよ。
嫌だよ_____


























呼んだら、今まで背けてきた現実に気付いてしまう。


























海都といると、安心すること、




海都といると、大丈夫って思えること、




恋愛に興味ないって言ってたけど、自分が恋してるってこと___
結華
結華
か……海都…?
呼ぶと、海都は嬉しそうな顔になり、
海都
海都
ありがとう。
海都
海都
ねえ、結華。
海都
海都
あのね、
海都
海都
ずっと好きだった。
海都
海都
結華と話し始めた瞬間から
海都
海都
ずっと_
結華
結華
……それ、告白?
海都
海都
そうだよ。
結華
結華
海都、告白の意味知ってるの?
海都
海都
知ってるよ。

























告白の意味




















































隠していた心の内を打ち明けること





本当の気持ちを正直に伝えること___

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