1時間目終わって教室に戻ったら、案の定無視された。
海都は怒ってくれようとしたけど、私が止めた。
慣れてるからって。
海都は納得してなさそうだったけど、そんなの知らん。
放課後が不安で、授業の内容が頭に入ってこない。
………楽しみの間違いかな?
放課後になり、私は不安でこっそり逃げ出そうとした。
でも、海都に見つかって
て言われたので、大人しく着いていった
近くに私が好きなお菓子屋さんがあったので、海都が好きって言ったお菓子を10個買った。
なんて言われたので、なんかムカついて財布を出し、諭吉さん50人出したら、黙った。
そりゃそうだよね。
女子高生の財布から諭吉さん50人出てきたら、怖いよね。
お父さんは、ある有名な会社の社長で、お母さんはお父さんの秘書をしてたの。
お母さんは、自分たちの死後、私が心配だから、と言って、受取人私の生命保険をかけてた。
その額なんと30億円。
お父さんの会社は、今の所私が社長ってことになってるから、お金は山のように入ってくる。
だから、私は家をリフォームしたり、勉強費に当ててたりする。
そんなわけで、海都の家に着き、
と言って入った。
海都の家には女中さんがいて、
って走っていった。
海都は苦笑いしながら、
って言った。
しばらくすると、海都のお母さんが出てきて、
なんて言って泣いてる。
ていう会話にとても困惑してる私に、海都のお母さんが
っていう礼儀正しい挨拶をくれた。
と、愛想笑いを浮かべ、言った。
そういって海都と海都のお母さんは部屋から出ていった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!