第5話

第五話
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2019/02/06 03:21
1時間目終わって教室に戻ったら、案の定無視された。
海都は怒ってくれようとしたけど、私が止めた。
慣れてるからって。
海都は納得してなさそうだったけど、そんなの知らん。
放課後が不安で、授業の内容が頭に入ってこない。
………楽しみの間違いかな?
放課後になり、私は不安でこっそり逃げ出そうとした。
でも、海都に見つかって
海都
海都
どこ行くの?俺んち来るんじゃないの?((威圧))
て言われたので、大人しく着いていった
近くに私が好きなお菓子屋さんがあったので、海都が好きって言ったお菓子を10個買った。
海都
海都
お前どこからそんな金出てくるんだよー笑笑
なんて言われたので、なんかムカついて財布を出し、諭吉さん50人出したら、黙った。
そりゃそうだよね。
女子高生の財布から諭吉さん50人出てきたら、怖いよね。
お父さんは、ある有名な会社の社長で、お母さんはお父さんの秘書をしてたの。
お母さんは、自分たちの死後、私が心配だから、と言って、受取人私の生命保険をかけてた。
その額なんと30億円。
お父さんの会社は、今の所私が社長ってことになってるから、お金は山のように入ってくる。
だから、私は家をリフォームしたり、勉強費に当ててたりする。
そんなわけで、海都の家に着き、
結華
結華
お邪魔します。
と言って入った。
海都の家には女中さんがいて、
女中
海都さんが女の子を連れてきた…
奥様!奥様ーー!?
って走っていった。
海都は苦笑いしながら、
海都
海都
ごめん。俺、家に誰も呼んだことないんだ。
って言った。
しばらくすると、海都のお母さんが出てきて、
海都母
まあ、ホントに海都が女の子を……
遂に海都にgirl friendカノジョが出来たのね……
なんて言って泣いてる。
海都
海都
お袋!!
彼女じゃねーよ!
海都母
じゃあなんだっていうの?
友達なんて呼んだことないじゃない!
海都
海都
それは…そうだけど…
海都母
あ、もしかしてこの子の事がs
海都
海都
わーーーーわーーーーちげーよ!
海都母
おぉぉ図星!
さっさとこk
海都
海都
らない!
ていう会話にとても困惑してる私に、海都のお母さんが
海都母
いつも海都がお世話になってます。
海都の母です。
これからも海都をよろしく…
っていう礼儀正しい挨拶をくれた。
結華
結華
あ…いえ。
お世話になってるのは私ですし…
これ、手土産です。よかったらどうぞ。
と、愛想笑いを浮かべ、言った。
海都母
あら、いいの?
このお菓子美味しいところのじゃない…
十個も!
結華
結華
あ、いいんです。
気にしないでください。
海都母
あらまあ礼儀正しいいい子だこと…
あなた、名前は?私知ってるような気がする…?
結華
結華
私、沢村結華です。
海都母
沢村……?
何処かで聞いたことあるような…
海都母
まあ、いいわ。
海都はこれから家庭教師の授業が入ってるから、ここでくつろいでてね。
そういって海都と海都のお母さんは部屋から出ていった。

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