この一週間を平凡に過ごし、
いよいよ今日は、5月9日。
みおちんとほぼ、初めての温泉へ行く日だ。
そのため、久しぶりにテンションが上がっている
なんか、デートに行くみたい。
まぁ、彼氏いないけど、
別に、欲しいとも思わない。
準備をしながらそんなことを考えていた、
やっと、いつもの冷静な私に戻って、
着々と準備を進めていき家を出る5分前に準備完了、
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ちょっと早いかも
とか思ったけど、もう出ることにした。
家の中で待ってるのはだいぶ、暇すぎるから
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部屋をゆっくりと出て、
しっかりと自分の部屋に鍵をかける。
そして、階段もゆっくりと下へ降りていく。
玄関で靴を履き、下駄箱に付けられている
鏡で再度、自分確認。
誰もいない家に小さく呟く。
実は言うと、両親共々、夜遅くまで働きっぱなし、
それに加え、父はよく出張で家を留守にすることが多い。
だから、最後の最高の父との思い出は、
家族みんなでトランプで遊んだこと。
たったそれだけ、
あとはもう全然。
今ではもう、すれ違い状態で
トランプどころか父の声すらも
消えかけている。
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私の家族の話は一旦は置いといて、
駅前に向かう道中にある
橋を渡っている。
この橋を渡ればもう、もう駅前に着いたの
とほぼ同じ。
でも結構な急で、5歩くらい歩いたところで
もう汗がじんわりとかく
そんな橋をやっとのことで乗り越えて、
指定されてた駅前に着いた。
付けていた腕時計で時間を確認する。
約束の時間、2分前に到着。
暇だなぁって思っていた時
クラスの中で唯一の男子友達の
高木雄也。
が話しかけてきた。
みおちんの次くらいに好きな人。
はぁ…雄也ってどこまで無邪気なんだろ。
精神とか体力とか疲れないのかな、?
片手を上げて雄也は駅の方へと向かっていった
あ、そう言えば
まぁ、いっか、また学校行って聞こ
そう思いながら腕時計を見てみると、
まぁ、みおちんが遅刻って珍しいことじゃないし、大丈夫だろう。
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でもいくら経ってもみおちんは待ち合わせ場所には
来ない。
少し、苛立ってきたけど、なんとか
平常心に戻ることが出来た。
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まさか、事故 とかにあってないよね、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。