第23話

プリンセス要らずの王子様 2
1,843
2024/04/08 07:23
※ヒロくん犯し表現あり






__学校:屋上__


なおきり目線


ヒロ先輩遅いな
ごはん食い終わっちゃった...
なおきり
なおきり
どこ行ったんだろ?

屋上の出入口のドアを開けると、階段の踊り場でヒロ先輩が居た

よく見ると嘔吐している
なおきり
なおきり
ヒロ先輩!?大丈夫ですか!?
ヒロ
ヒロ
ぁ...なおきりくん......大丈夫だから...
なおきり
なおきり
いやいや!どう見ても大丈夫じゃないですよ!保健室行きましょう!





__学校:保健室__


ヒロ目線
ヒロ
ヒロ
なおきりくん...ありがとう......
なおきり
なおきり
いえ!全然!
養護の先生
運んでくれてありがとうね、なおきりくん
養護の先生
…それでなんだけど、先生この後出張でここ開けなきゃ行けないの
養護の先生
だから面倒は見てあげられないわ、ごめんね
ヒロ
ヒロ
...いえ、心配しないで…ください、
なおきり
なおきり
僕が見ますよ!!
養護の先生
なおきりくんは授業があるでしょう?
養護の先生
それに代わりの先生はもう呼んであるから、心配しなくていいよ
養護の先生
……お迎えが来るまで、何も無ければいいけど
...先生、なんかいつもと様子が変だな










数分後

先生目線
先生の代わり
お待たせしました〜
養護の先生
あ...先生
先生の代わり
あら、まだ行ってなかったの?
養護の先生
はい、言っておきたいことがあるので
養護の先生
ベッドで生徒が1人横になっています
養護の先生
...ので、くれぐれも手を出さないようにして下さい
先生の代わり
分かってるわよ、ほら早く行って行って
養護の先生
...はい









数十分後

ヒロ目線



...何か温かい感覚
なんだ、これ

...重い


ヒロ
ヒロ
...ッ!?
先生の代わり
あら、もう起きたの?
そこには胸と下半身を丸出しにしてる女の人がいた

俺は手足が縛られていて、ズボンのチャックからモノが出ている
先生の代わり
もうちょっと寝てても良かったのに〜...
ヒロ
ヒロ
や、やめ...
先生の代わり
にしてもあなた、超イケメンじゃない♡
私のタイプ♡
先生の代わり
そのまんまでいいから、じっとしてて?















のあ目線


保健委員会の用事で保健室に来たけど、ドアに鍵が掛かってる

ドアの前の札も「保健室にいます」と表示されていから開いているはず...
のあ
のあ
...職員室から鍵を借りてきましょう









5分後

鍵を貰い、再び保健室へ行くと鍵が開いていた
のあ
のあ
…はぁ、飛んだ無駄足です
中に入ると、ベッドの方から「ハァ...ハァ...」と、息の荒い声が聞こえた
のあ
のあ
...?熱を出して苦しいんでしょうか...
のあ
のあ
……っ、このにおい、
ベッドの方へ行くと、そこには欲と吐瀉物まみれのヒロ先輩がいた
のあ
のあ
きゃっ___
ふと、口が塞がれた
ヒロ先輩が唯一汚れていない手で口を塞いだ
ヒロ
ヒロ
いわ...ハァ ないで......
ヒロ
ヒロ
これは...ハァ 俺と...先生の...ハァ 問題だから...
のあ
のあ
……!
私はヒロ先輩の手をゆっくり退かし、首を振る



「放っておけない」と。



ヒロ先輩をタオルで覆い、シャワー室へ
その間にベッドのシーツを剥がし、所々に飛び散った欲や吐瀉物を綺麗に片付けた

最後にアルコールを吹きかけ、窓の換気も行った





シャワー室から戻ってきたヒロ先輩は事情を話してくれた








ヒロ目線
のあ
のあ
酷い…
ヒロ
ヒロ
違う...これは俺のせいだから...
のあ
のあ
...っそんな事ないですよ!そんなヤラシイ事考える先生が1番酷いです!
のあ
のあ
ヒロ先輩は何も悪くないです...
彼女はそう言うけど、俺は受け入れられなかった





"女性"と関わると、触れると、拒絶反応を起こして嘔吐してしまう自分が。





だから俺が悪い

女性を受け付けられない体質になった俺が悪い




あの先生は、俺が何度拒絶反応しようが吐こうがやめなかった

すごく、苦しかった

俺がこんな体質じゃなければ





すぐに止められたかもしれない

でも俺は、あまりの拒絶反応と嘔吐で動くことさえ出来なかった




だから俺が悪い









でも、何故だろう






彼女





彼女だけは
ヒロ
ヒロ
ねぇ、のあさん
のあ
のあ
はい
ヒロ
ヒロ
俺、こう見えて女性アレルギーなんだ
のあ
のあ
...え?
ヒロ
ヒロ
女性と関わったり、触れたりすると拒絶反応を起こして嘔吐しちゃう
ヒロ
ヒロ
でも









ヒロ
ヒロ
君とは、拒絶反応なく普通に話せるんだ

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