※ヒロくん犯し表現あり
__学校:屋上__
なおきり目線
ヒロ先輩遅いな
ごはん食い終わっちゃった...
屋上の出入口のドアを開けると、階段の踊り場でヒロ先輩が居た
よく見ると嘔吐している
__学校:保健室__
ヒロ目線
...先生、なんかいつもと様子が変だな
数分後
先生目線
数十分後
ヒロ目線
...何か温かい感覚
なんだ、これ
...重い
そこには胸と下半身を丸出しにしてる女の人がいた
俺は手足が縛られていて、ズボンのチャックからモノが出ている
のあ目線
保健委員会の用事で保健室に来たけど、ドアに鍵が掛かってる
ドアの前の札も「保健室にいます」と表示されていから開いているはず...
5分後
鍵を貰い、再び保健室へ行くと鍵が開いていた
中に入ると、ベッドの方から「ハァ...ハァ...」と、息の荒い声が聞こえた
ベッドの方へ行くと、そこには欲と吐瀉物まみれのヒロ先輩がいた
ふと、口が塞がれた
ヒロ先輩が唯一汚れていない手で口を塞いだ
私はヒロ先輩の手をゆっくり退かし、首を振る
「放っておけない」と。
ヒロ先輩をタオルで覆い、シャワー室へ
その間にベッドのシーツを剥がし、所々に飛び散った欲や吐瀉物を綺麗に片付けた
最後にアルコールを吹きかけ、窓の換気も行った
シャワー室から戻ってきたヒロ先輩は事情を話してくれた
ヒロ目線
彼女はそう言うけど、俺は受け入れられなかった
"女性"と関わると、触れると、拒絶反応を起こして嘔吐してしまう自分が。
だから俺が悪い
女性を受け付けられない体質になった俺が悪い
あの先生は、俺が何度拒絶反応しようが吐こうがやめなかった
すごく、苦しかった
俺がこんな体質じゃなければ
すぐに止められたかもしれない
でも俺は、あまりの拒絶反応と嘔吐で動くことさえ出来なかった
だから俺が悪い
でも、何故だろう
彼女
彼女だけは
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。