第7話

大毅 🥒
263
2020/10/09 12:12







大毅は…








ホントは…








すっごく、弱虫なんだ…






















_______





重岡
 なぁ あなた? 
あなた
 ん? 
重岡
 俺がセンターやて… 
あなた
 えっ… なにの…? 
重岡
 『ジャニーズWEST』
あなた
 って… 
あなた
 え、もしかして、デビュー?? 
重岡
 おん、
あなた
 スゴいスゴい! 
あなた
 やったやん大毅っ!w 
重岡
 おん… 






電話の向こう、






テンションが上がった私との温度差があった…








あなた
 で?? 
重岡
 へ? 
あなた
 お祝いしよか! 
重岡
 ぉ、ぉん、ありがと… 
あなた
 今から! 
重岡
 えっ?、、あなた明日 早番やって… 
あなた
 そうなんだけどぉ~  
あなた
 きっと私、眠れないから! 
あなた
 大毅が居てもいなくてもw 
重岡
 なんやねんw 
重岡
 勝手にソワソワすなやw 
あなた
 だから!お祝いしよっ! 








私は"ねっ?!"と、もう ひと押しした!























_______





ピンポ~ン ♪





しばらくして、大毅が私の部屋へと到着した。







左腕で赤と白のワインを抱え、コンビニの袋を提げた大毅は、




玄関でワインだけを私に手渡した。








重岡
 なんや、たくさん買い込んでもうたw 
あなた
 ほぉ~、盛大にやろうと?w 
重岡
 ちゃうねんw 
あなたが食べたいのとか考えたら、
いつの間にか こんなんやったわw
あなた
 はぁ~?私のせい~?? 
重岡
 あなたの食い意地だけには 
勝てんからな!
あなた
 その分、ちゃんと運動してますぅ~! 
重岡
 そうでっかぁ~w 
あなた
 くぅ!憎たらしいねん! 
あなた
 はよ、開けよっ! 
重岡
 ふふっw 勝ったなw 
あなた
 何がやww 






私たちは、小さいながらも盛大にお祝いをした。






大毅のデビューは、私の夢でもあったから、







本当に、心から嬉しかった。















ただ…














重岡
 あなたはさ、、不安にならへんの? 
あなた
 へ?不安? 
重岡
 おん、、
デビューしたら会えんくなるで?
あなた
 その、会えんくなるんは、
大毅の意思やないやろ?
重岡
 おん、まぁ せやけど、
あなた
 なら大丈夫w 
重岡
 なんでそんな淡白なん… 






大毅は、、、私の態度に納得してくれなかった。






全く不安じゃない訳ではないけど…






前を向くって意味では、、、不安ではない。







重岡
 売れっ子になったら 
東京とか行くねんで?
重岡
 で、綺麗な人と出逢ったりしてぇ、
重岡
 その人に、誘われたりしてぇ、
重岡
 ちょっとハメ外しちゃったりしてぇ、
あなた
 バレなきゃいいよ? 
重岡
 っ、、え、えぇーーーーッ? 
重岡
 おまっ、なんてコト言うねん! 
あなた
 それは、こっちのセリフや、
あなた
 シたいならして ええよ、
重岡
 っ、、、待って… 本気? 







"え、本気で言うてるん??"って言いながら、




私の顔を覗き込むように、這って距離を詰めてきた大毅。






あなた
  うん。大毅がシたいように どうぞ。 









あえて、そんな風に言ってみた。







けど、全然そんなコト思ってなんかない。







これは、作戦ww









言うなら…




惚れ薬、、、みたいなモンやなw









重岡
 え、あなたはさぁ、、
俺が浮気しても、ええの?
あなた
 うん。
あなた
 だって… 








































































あなた
 大毅の場合… 浮気じゃなくて… 
あなた
 本気でしょ?! 
重岡
 えっ… 
あなた
 そん時は、、もう…
私は彼女じゃなくなってるよ、
あなた
 その子に、彼女とは別れるから、
とか言うでしょ、
あなた
 で、その子は喜んじゃってさ… 
あなた
 それ見て、、可愛いとか思うんだよ… 
あなた
 そんな大毅… 



































,







































あなた
  私だって、好きじゃないし、
重岡
 っ、、 







私の言葉がショックだったのか、





大毅の顔が引きつった…








あなた
 だから、私なら大丈夫! 
重岡
 え、、やだ… 
あなた
 ふっw やだってなによw 
重岡
 ヤキモチとか妬いて欲しいやん? 






拗ねた大毅は私の隣に座って、後ろのソファーへと、ダランと もたれかかった…





あなた
 なんでやねん、
あなた
 彼氏ネトラレただけでも惨めなのに? 
重岡
 そうやけどぉ… 
あなた
 それ、私のコトが嫌いって意味? 
重岡
 っ、、ちゃうわ! 
あなた
 だって、大毅の理想やないんやろ? 
重岡
 っ、、、や、それもちゃうねん、
あなた
 ええよ、ハッキリ言ってくれて、
あなた
 これをきっかけに、
別れるコトになっても、
文句は言わんから、
重岡
 あなた… もしかして… 
重岡
 俺と、、、別れたいん? 





大毅はモジモジと、お腹の前で親指同士をクルクル回しながら、




私に質問した。






あなた
 ふふっww 
重岡
 なにぃ? 
あなた
 大毅、可愛ええw 
重岡
 っ// はぁ?? 






私は大毅の顔を隣から覗き込み、




ニヤけてみせた。







重岡
 なっ、、なんやねん、
あなた
 先に、別れたそうな言葉 発っしたの、
大毅だよ?
重岡
 えっ… 
あなた
 分かった? 
別れたそうにされた時の気持ち?
重岡
 っ、、
















こんなにも…












胸が、、、張り裂けそうになるんだから…











あなた
 大毅? 
重岡
  、、ん…? 
あなた
 そういうコトは、、
もう、考えないの、
あなた
 分かった?? 
重岡
 、、ぉん…
重岡
 分かったわ… ごめん… 
あなた
 私も、ごめんね? 





大毅は、まだ立ち直れない。





でも これは、想定内。







あなた
 ふふっ、、おいで?? 








両腕で、大毅の頭を抱え込むと、





大毅は、私の胸へと身を預けた…














ここからが…



本題…







あなた
  不安なんでしょ?  
あなた
 センター、















































重岡
  、、、ぉん…   
あなた
 そっか… 
あなた
 でも、、私は観てるから、
あなた
 センターの大毅を、
重岡
 、、、ぉん… 
あなた
 信じてる、
重岡
 、、、ぉん… 
あなた
 だから…  













































































あなた
    私を信じて?    








コクコクと小さく頷くと、




大毅は、鼻をすすり…








私の胸に顔を埋めながら…






























重岡
   、、、ぉん…  
















































重岡
     好きや…     


















すがるように回された腕で…











ギュッ…













っと、、、抱きしめ返された…













fin.



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