第3話

淳太 🎩
243
2020/07/05 15:29
☆1☆






"最高の日にしよう"







君の誕生日に、


俺は ありったけの準備をした。






中間
 ごめんな、今日仕事で… 
あなた
 いいの いいの~ 
私だって仕事なんだから!
あなた
 そんな顔しないぃ! 






俺が今日 休めないと知って、彼女も仕事を入れた。


お誕生日くらい休めばいいのに、


わざわざ俺に合わせてくれたんだ。






そんな、些細な彼女の優しさに、いつも胸を打たれてる。






あなた
 そんな顔しないぃ! 




彼女は俺の首に腕を回すと、




あなた
 行ってらっしゃい! チュッ!!  





と、、、ほっぺに元気なキスをした!









優しくて無邪気な彼女に、最高の誕生日をプレゼントしたくて…













だから今日は、、、サプライズ🎉








彼女より早く帰ってきて、ありったけの準備をしようと考えていた。










なんだけど…














_______




ガチャっ!(←ドアの音ねw




急いでマンションへと帰ると…



中間
 え、誰かおる… 





リビングからの大音量にビックリしたけど、



足元を見て、彼女のパンプスがあるのに ホッ…っとした。

















"せぇーのっ! ええじゃないかぁーーー!"







えっ…


LIVE??







恐る恐る、リビングまで行く…







その間の俺の妄想はいろいろ。








もしかして、彼女が体調崩して仕事から帰ってきて、こんな時はLIVE観て元気になろうとか、


テレビが壊れて、こんな大音量になっちゃうから、アタフタと慌ててるとか、


それより、彼女が倒れた先にリモコンがあって、意図せず付いたLIVE映像が大音量で流れてるとか、


その倒れた理由が、誰かに襲われて刺されたりなんかしてて、辺り一面 血の海とか…





玄関からリビングまでの廊下が、トラック一周分くらいあるかと思うほど、



どんどんエスカレートしていく自分の妄想の攻撃が、体力を奪っていく感覚だった…


















リビングの入口…




恐る恐る中を覗き込むと…






























































































え、、、は、、、?????







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