コンパスが好きだ。
人の体温と比べ少し冷たい鉄の体、しなやかで美しい体のラインにシャーペン式でボタンのある執筆部分。
光に照らされる銀色と黒色というシンプルな色で構成されていて、針が少し狂気的でまた美しい。
彼女を愛している。
少しづつ開いていき、彼女の開き具合は10センチほどまで来た。
彼女を少しずらして股の境目を見てみる、
そんなことを言いながら、止まることなく開く彼女。
彼女は口調こそ洗いものの性格は気弱な方なので少し強要気味に行ってみる。
1センチずつ開いているのに、開く事に感度が大きくなっている気がする。
流石に俺もガン勃ちしているので何も言わずに開いてみる。
そういい動かないことを証明するため開こうと力を込めてみる
細かく喘ぎ始めるコンパスを見てそう放つ。
コンパスを持ちいつでも開いたり縮ませたりできるようにした状態でチャックを空け始める。
こうして俺の今日の自慰は始まるのだ。
僕はコンパスにしか興奮できないから。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。