てかまゆみちゃんってこんなキャラだったんだ 。
噂でちょくちょーく聞いたりしてたけど本当なんだ …
邪魔しないでよね 、これからも 。とだけ呟いて去っていったまゆみちゃん 。
もう大貴と帰ったりすることも朝 、迎えに来てくれることも無くなるんだ … って考えただけで涙が出てきて 。
自分がどれ程大貴が好きなのかと同時に自分の惨めさにも気づかされた 。
それが悔しくて悔しくて堪らなかった 。
泣いてるとこ見られちゃ不味いから慌てて涙を拭った 。
ううん 。
本当はなんにも食べてない 。嘘ついちゃった 。
その優しく聞き返す大貴の声が好きで好きで 。
また泣きそうになってきた 。
もう涙が落ちる寸前で我慢できなくて私はその場を走り出した 。
大貴の 「 あなた !!!! 」 って声が聞こえたけどそれも無視して走った 。
後免ね 、大貴 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!