プリ小説

第3話

お天気雨
今日の天気は私の心を表すかのような灰色の雲でキラキラ輝く太陽を隠していた。


高校二年生で恋愛なしっておかしいのかな。

周りの子は好きな人とか、彼氏とかの話で盛り上がっている中、私は毎日比較的席が近い優とバスケの話をしている。

……いや、それしか私の入れる話の内容がないのだ。
そんな席にもそろそろお別れの時間だ。

窓側の後ろから2番目の席。
この席好きだったのにな、と少し寂しい気持ちになる。

誰かの心のように日に日に天気を変えていく空、、
毎日変わっていくその変化が私には美しくてしかたがなかった。
確か、今日のホームルームの時間に席替えをするらしいから。
あと、半日もいられない。


それに優に昨日言われたことも何故か頭から離れようとしない。
普段は考えない。
けれど、ボーッとしてる時にその隙間を埋めるかのように入ってくるその言葉。


もしかしてほんとにトキメいちゃったわけはないよね??と自分の心に呼びかける。


まあ優はただの友達だ。と、思い出す度に自己解釈している。
あ、そろそろ休み時間が終わる時間だと思い気持ちをいれかえ五時間目の準備をした。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
五時間目は何故か早く感じられた。
今日からテスト日課の為五時間で部活なしという最高の日だ。

と言っても席替えがしたくなかった私からすれば地獄だと思ってしまうが。
ホームルームの時間になり席替えが始まった。

隣は誰でもいいやと思いくじを引く。
その席は真ん中の列の一番後ろ。

優はというとドア側の前から二番目。
まあ近くなくなったけど今まで通り話せるからいいやと感じていた。
けれどどこか少し引っかかったことがあった。

優の隣が男好きの子で隣になってそうそう近い距離で優と会話している。
あなた

(どんまい…優)

優はこういうタイプの女の子が苦手な為、
心の中で少し笑いながらも可哀想と思っていた。

まあ、優が誰と喋っていようが私には関係ない。

と考え、ふと窓を見る。
さっきの席より少し遠くなった窓を眺める。

曇りだった天気から少し太陽が見え一見晴れてきたと思うがよーく見ると少し雨が降っていてお天気雨だった。

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赤嶺
赤嶺
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