プリ小説

第2話

あいつの一言
私は朝、1人シュート練をしようと体育館に向かった。


向かってすぐ誰かが1人ボールをついている音が聞こえた。
こんな時間に誰だろうか。そんなことを考えながらも

ガラガラっと体育館とドアを開けた。
あ、あなたじゃん
あなた

あ!!優ー!おはよう!

なんだ優かと思い、

私はボールを持ってシュート練を始めた。
男バスの奴らかと思ったらお前かよ
と、ボソッと優が呟いた。
あなた

悪かったですね!!
というか優にとって私は男でしょ?

ふざけて笑いながら言う。
まあ優に女の子って思われなくてもいいんですが。
優がブハッと笑いを吐きだした。
俺にとってお前はちゃーんと女だよ
笑ってた顔から急変し、
私にそう言った優の顔は真剣な顔だった。
私はどうせこれもからかいだろうと思っても
正直少し嬉しかったがドキドキまではしなかった。

少し嬉しかった気持ちを抑え私は突き放すようにこう言った。
あなた

は、は!?何言ってんの急に気持ち悪い!!!
逆に優に女なんて思われたくないわアホ!

少し自分の気持ちに嘘をついたが
この嬉しさが恋愛なんて一切思わなかった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
1時間目は私の好きな数学だ。
授業が始まると普段は集中できるのになぜだか集中出来ない。

“俺にとってお前はちゃーんと女だよ”

さっき優に言われた言葉がフラッシュバックした。
あなた

(いやいやいやいや何少しときめいちゃってんの私!!あんな奴にときめきも何もないわ!)

そう心の中で唱え授業に集中し、ようやく1時間目が終わった。
今日はあいつのせいで長い1日になりそうだと私は悟った。

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赤嶺
赤嶺
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