2人で話すにはうってつけの場所、
屋上は落ち着けるからって
ウサギ先輩がそう言ってた。
屋上につくと、無言のまま遠くを見つめて
話す様子のないウサギ先輩
すこし踏み込みすぎたかなって思ったけど
うさぎ先輩は、小さく頷いた。
その様子から、ハッピーなことでは無いことは
確か。でも、早く知りたい思いが溢れて
食いつくように聞いしまった。
その理由さえ知れれば
いくらでも、待てる。
テヒョンが次登校できる日まで。
テヒョンの ?? なに?
彼女とか?
そんな話ならまだ良かったんだと思う
でも、そんな軽いことじゃなくて。
テヒョンにとっては、すごい大事なことなんだって
この時は想像すらも出来なかった。、
.
>>>>
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!